主人公は青山 新。新曲「霧雨の夜は更ける」で魅せる哀愁

2020年、大きな看板をふたつも背負い演歌・歌謡界に彗星の如く現れ、20歳とは思えない類いまれな歌唱力と哀愁ボイスで注目を集めた青山 新。2月3日に、ファン待望のセカンドシングル「霧雨の夜(よ)は更ける」をリリースする。
2021年に放つ新曲は、目の前に懐かしい映画の場面がふっと浮かぶアレンジにメロディー。そして成長著しい青山の歌声で、その世界に一瞬にして誘われる珠玉の一曲だ。

新曲は「自分で言うのもなんですが“青山 新”にピッタリな曲」

 

Q 2月3日に、セカンドシングルとなる新曲「霧雨の夜は更ける」がリリースおめでとうございます! まず、この曲に決まった経緯について教えてください。

青山 師匠の水森英夫先生のもとにレッスンに行った際に、そろそろ新曲をというお話をいただいたんですが「実はできている」と先生がおっしゃられて。3〜5曲くらい用意していただいていまして、その中の一曲にこの「霧雨の夜は更ける」がありました。

Q 初めて聴かれた時はどんな印象を受けましたか?

青山 水森先生のお声で聴かせていただいたんですけども、聴いた瞬間に、出だしの「何も言うなよ」から始まるインパクトや衝撃がすごくて、正直圧倒されたというか、びっくりしました。先生の迫力もあるんですけど、ひと言目から「何も言うなよ」というのが、これはいいなと、自分で言うのもなんですが、“青山 新にピッタリな曲だな”という印象がありましたね。先生がとても僕のことを考えてくださっているなというのが伝わってきました。

Q 全体のメロディーや雰囲気はいかがでしたか? 少し昭和を感じるメロディーです。

青山 前作の「仕方ないのさ」同様に、かつての日活映画の主題歌を彷彿とされされますよね。日活路線というか、どこか小林旭さんをイメージさせます。

Q 歌っている時も、どこかで小林旭さんの歌い方を意識されていますか?

青山 いえ、意識はしていません。僕はどちらかというと素のおしゃべりの延長で歌っているような感覚です。「それが青山新の良さというか魅力が出る歌い方だ」と水森先生がおっしゃってくださるので、あまり作りすぎず、自分で色付けするよりかは、素直に歌った方が、先生がおっしゃってくださる僕の“哀愁”が出るのかなと思っています。

Q “哀愁”を表現した歌い方は、水森先生からもよく指摘されますか?

青山 ちょっとでものどをつくって歌うと、「全然おもしろくない、つまらない」と先生に言われます。逆に何もつくらずしゃべるような感じで歌うと、味が出ると言われます。でも、僕は哀愁を出そう! と思って歌っているわけではなくて、自分の中でも何が哀愁なのかわからないまま歌っている感じです(笑)。

Q それが才能なんでしょうね。“哀愁”、感じます。

青山 いやいや、そうですか。ありがとうございます。あんまり自分では感じたことないというか(笑)。

Q 以前、水森先生とご一緒させていただいた時に、「あの若さであれだけの“哀愁”を表現できる子はいない」と、青山さんのことを評価されていました。

青山 14歳で弟子入りさせていただいたんですけど、その時から“哀愁”があると言われていました。でも、歌は下手だと言われていました。「歌は下手だけどいいんだよな、青山の歌は」って(笑)。

Q 最高の褒め言葉ですね!

青山 そうですね。ありがたいです。

Q 青山さんが持って生まれた才能ですね。

青山 う〜ん……、なんでしょうね(笑)。

Q 友だちとカラオケに行くと、哀愁ある歌声に周りが驚くこともあるんじゃないですか?

青山 いやいや。おまえの後は歌いづらいとは言われますけど……(笑)。でも、友だちとカラオケに行く時は、演歌だけじゃなく、ポップス系の曲も歌います。ポップスを歌うのはとても勉強になります。音程が難しいんですよね、演歌と違って上がったり下がったりするので。音程の捉え方の練習になります。

「このまま映画のタイトルになってもいいくらいかっこよくて、すごく気に入っています」

 

Q 楽曲をいただいて、実際に「霧雨の夜は更ける」を歌った時の印象はいかがですか?

青山 ちょっと難しいメロディーもあるんですけど、すごい好きな曲、好きなタイプの曲ですね。まだ完璧には自分のものにできていないですけど、“青山 新の歌”だと思います。

Q 先生方から歌唱についてアドバイスはいただきましたか?

青山 基本的に先生は発声に厳しいので、発声についてはよく注意されました。ちょっと苦労というかつかみづらかったのは、出だしです。リズムが少し取りづらくて、歌が走っちゃうんです。基本的に僕は歌が走りやすい傾向があると水森先生に言われていたので、そこのところは難しかったです。

Q 細かな点も指摘されましたか?

青山 そうですね。母音も指摘されました。歌詞の最後の「港の酒場」の「さか  ば」の「あ」を強く歌うことで最後が締まるというか、決まるんです。そういう母音をつくことを教えていただきました。小林旭さんぽいこぶしっていうのがあって、ちょっとひっくり返すというか、節を回さないんですよね。モノマネじゃない形で、意識しました。ロングトーンも、基本的にあまりビブラートをつけずに歌っています。結構難しいんですよ、ビブラートをつけずに安定した音量で伸ばすっていうのは。聴かせどころでもあるんですけど、とても難しいところですね。

Q 「霧雨の夜は更ける」を聴かせていただくと、“港感”がすごくて(笑)。目の前に、波止場が広がる映像が浮かびます。

青山 ありがとうございます(笑)。編曲も素敵ですよね。アレンジの打ち合わせの段階にも参加させていただきましたが、先生方がとてもこだわって作品づくりをされていました。もちろん、この曲だけじゃなく、どの曲で同じだと思いますが、間近で勉強させていただきました。

Q タイトルも往年の日活映画のようで素敵です。

青山 実はタイトルもいくか候補があったんですよ。僕はこのタイトルがいいなと思っていました。このタイトルを聞いただけで、どんな歌なんだろう?って気になる感じがして。しかもこのまま映画のタイトルになってもいいくらいかっこよくて、すごく気に入っています!

「『がまん桜』は、デビューまで5年もかかった自分の姿を重ねて歌いました」

 

Q カップリング曲「がまん桜」はどんな曲ですか?

青山 こちらはメジャーの三拍子の演歌になっています。こういう演歌を歌える歌手になれるように、今後のためにという意味も含めてこの曲になったのですが、いろんなところで技術を要求される曲で、どちらかというとこちらの方が難しかったです。

Q 具体的にはどんなところが?

青山 いちばんに意識したのが、語尾に文字を強く突くというところです。たとえば、「ゆきのつぶ てを」「きたか ぜを」の語尾の二文字。「ただ普通に歌ってもつまらない」と水森先生がおっしゃられて。語尾のに文字を意識することで、歌に強弱がつきます。でも、そういう歌い方がとても難しかったですね。

Q 歌の内容、世界観についてはいかがですか?

青山 人生の紆余曲折を、雪の冷たさや冬の寒さなどに耐えて、春に咲き誇る桜にたとえている応援歌ですね。励ます側になってもいいですし、自分に当てはめても、頑張ろうと思ってもいい曲。僕は(門下生になってから)デビューまで5年もかかりましたし、ようやくデビューできたと思ったら、コロナ禍でこんな状況(観客の前で歌えなくなった)になってしまいました。我慢することもたくさんあったので、自分に重ねて「がまん桜」を歌いました。

Q ご自分に重なったところがあるんですね。

青山 ありますね。デビューさせていただいた今思い返せば、あっという間の5年でしたが、いろんなことがあって、もうやめようかなと思ったこともありました。デビューが決まったと思ったら、その話がなくなってしまったり。門下の先輩方を見ていると、だいたい2、3年くらいでデビューされているんですが、僕は5年もかかった。14歳で弟子入りして、最年少というのもあるんですけど、僕にとっては長い時間でした。

Q 後から考えれば受け入れられることでも、その時は辛いこともありますよね。多感な時ですし、たくさんの夢を見ることができる時期でもあります。

青山 そうですね。ちょうど友だちが大学に進学した時、僕は何も決まってない状況でした。デビューも保証されていなかったので、やっぱりその時は不安になりましたね。

Q 2020年2月に「仕方ないのさ」でデビューが決まった時は、ホッとした?

青山 いやもううれしかったです。だけど、今度はデビューできない不安からデビューするけど大丈夫かな?っていう不安に……(笑)。不安と希望が50:50くらいになった感じでしたね。そのうちキャンペーンなどが始まって、いろんな方々にお会いして応援してもらって、勇気や励ましの言葉をいただきました。そうなると、だんだんと不安はなくなっていきましたね。

Q コロナ禍で思うような歌手活動ができなかったデビュー1年目でしたが、そんな中でも成長したなと思うことや、先輩から学んだこととかありますか?

青山 最初の頃はちょっと控えめにしていたんですけど、最近は先輩の皆さんにとてもかわいがっていただいて、自然体というかそのままの自分を出せるようになってきました。いろいろなことを先輩方に相談させていただきますが、親身になってアドバイスをいただけるのでても勉強になります。門下の先輩や事務所の先輩の市川由紀乃さん、テイチクサムライ(テイチクに所属する若手男性演歌歌手) の皆さんなど、身近にお手本になる先輩方がたくさんいるので、僕は恵まれた環境にいると思っています。

Q デビュー2年目となる2021年はどんな一年にしたいという思いですか?

青山 もちろん、「霧雨の夜は更ける」をヒットさせたいです。あと、今年というわけではなく、いつか地元の浦安でコンサートをしたいという目標を持っています。そのために日々、一生懸命頑張ります!

 

 記事の感想を送る


2021年2月3日発売
一瞬であなたも映画の主人公に

青山 新「霧雨の夜は更ける」

「霧雨の夜は更ける」
作詞/麻こよみ 作曲/水森英夫 編曲/伊戸のりお
c/w「がまん桜」
作詞/麻こよみ 作曲/水森英夫 編曲/伊戸のりお
テイチクエンタテインメント TECA-21007 ¥1,227+税

(DVD付)

「霧雨の夜は更ける」
作詞/麻こよみ 作曲/水森英夫 編曲/伊戸のりお
c/w「がまん桜」
作詞/麻こよみ 作曲/水森英夫 編曲/伊戸のりお
テイチクエンタテインメント 
(DVD付き)TECA-21008  ¥1,409+税

2020年、20歳とは思えない堂々とした歌唱力と抜群の甘いルックスで鮮烈なデビューを飾った青山新の待望のセカンドシングル。「霧雨の夜は更ける」は、タイトルからして演歌・歌謡曲全盛期の世代には懐かしい昭和の日活映画を彷彿させるメロディーに、哀愁感漂う青山の歌声が見事にマッチした一曲。MVにはレーベルメイトの東京力車のメンバー・白上一成が友情出演しており、男と男の友情を映画のようによりドラマチックに表現している。c/w「がまん桜」は本格的な演歌作品。


Profile
青山 新(あおやま・しん)
2000年5月30日、千葉県生まれ。幼少の頃から祖母の影響で演歌・歌謡曲に親しむ。中学2年生の時に出場したカラオケ大会で関係者の目に留まり、作曲家・水森英夫氏のもとへ史上最年少で弟子入り。その後5年間の修業生活を経て、2020年2月にテイチクエンタテインメント創立85周年・芸映創立60周年記念アーティストとして、「仕方ないのさ」でデビューを果たす。フレッシュさの中に時折見せる大人びた表情、哀愁漂う歌声は本格派の貫禄を見せ、将来演歌・歌謡界を背負っていく逸材のひとり。

青山新オフィシャルブログ「青新GO!」
青山新公式Twitter
青山新Instagram