伍代夏子の健康幸せレシピ

伍代夏子の❝健康❞幸せレシピ 10月編~とろとろトンポーロー

【今月のメニュー】
秋の夜長にゆっくりコトコト

“とろとろトンポーロー”

健康な体を作る
トンポーロー(東坡肉)とは、四川出身のトンポーさんが考案したと伝えられる豚肉の角煮。中国の歴史ある煮込み料理のひとつで、その誕生は1000年ほど前になるとも言われます。日本の豚の角煮との違いは、しょうゆ・紹興酒・砂糖・八角などで味付けするため、独特な香りと甘辛さが楽しめること。調理は脂身の甘み、旨味が味わえる豚バラ肉で作るのがおすすめです。

牛肉や豚肉、鶏肉などのお肉には20種類のアミノ酸からなるたんぱく質が豊富です。この中には体内で作り出すことができない9つのアミノ酸(必須アミノ酸)も含まれており、こうした動物性たんぱく質は、筋肉や血液を作るだけでなく、骨を作るメカニズムを促進してくれるので、まさに体そのものを作る大切な栄養素だと言えます。

とくに豚肉にはビタミンB1がたくさん含まれており、疲労回復に効果的! ビタミンB1が不足すると糖質がうまくエネルギーにならないため、食欲がなくなったり、疲れやすくなったりします。

季節は秋。夜が長くなりました。圧力鍋を使って簡単に作ることもできますが、やはりゆっくり煮たほうが美味しい😊。コトコト煮込むことによって、口の中でとろけてしまうほどのトンポーローの完成です。

 

材料(4人分)

豚バラ肉ブロック……800~1,000g(400~500gのブロックを2本くらい)
卵……4個
チンゲン菜……1株(なくてもOK)

■A
├にんにく……2片
├しょうが……4枚ほど※
├鷹の爪……2本ぐらい
└ねぎのしっぽ(青い部分)……1本分
※皮付きで薄切り

■B
├八角(あれば)……1個 ※
├紹興酒or酒……1カップ
└しょうが……4枚
※他にグローブやシナモンなどがあれば

しょうゆ……大3
みりん……大3
砂糖……大3
片栗粉……適量

 

作り方
①豚バラ肉は一度ゆでこぼし、サッと洗う。

②キレイにした鍋に洗った豚肉とA、たっぷりの水を入れ強火にかける。

 

③煮立ったら弱火に。おとし蓋をして120分ゆでる。

④煮ている間に付け合わせのチンゲン菜を塩ゆでする。

⑤さらに、ゆで卵も作っておく。

⑥豚肉がやわらかくゆで上がったらAを取り出し、そのまま置いてあら熱を取る。

※時間がある時はそのまま冷蔵庫で一晩置き、表面に固まった脂を取り除くと、しつこさが抑えられ上品なお味に! 取り除いた脂はラードとして使える。

⑦あら熱が取れたら、豚肉を流水におとしサッと洗う

★ワンポイントアドバイス★
この時、赤身の肉をもみほぐしておくと、よりやわらかくなる。

⑧大きめの一口大に切り別の鍋へ。Bと豚バラ肉が浸るくらいのゆで汁(約1~2カップ)を加え、おとし蓋をして30分煮る。

⑨しょうゆ、みりんを加えて、おとし蓋をして20分煮る

⑩砂糖、ゆで卵を加えて、おとし蓋をして、さらに10分煮る

⑪おとし蓋を外し、スプーンで煮汁を回しかけながら10分煮詰める(煮詰め具合はお好みで!)

 

⑬火をゆるめ、水溶き片栗粉を回し入れ、再び強火にしてとろみをつける。

⑭火を止め、再びおとし蓋をしてそのまま冷ます(味をしみ込ませる)。

⑮食べる直前に温め、器に塩ゆでしたチンゲン菜と共に盛り付けて完成! 練り辛子を添えて……。

 

(写真と文=伍代夏子、タイトル写真=原田圭介)

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202071日発売
伍代夏子・藤あや子
「いつもそばにいるよ/オンナノハナミチ」

「いつもそばにいるよ」
作詞/伍代夏子 作曲/藤あや子 編曲/小倉 良
「オンナノハナミチ」
歌詞原作/伍代夏子
作詞/伍代夏子・藤あや子 作曲/藤あや子 編曲/小倉 良
ソニー・ミュージックダイレクト MHCL-2847 ¥1,182+税

大親友でもある伍代夏子と藤あや子による初デュエット作品。伍代と藤が自分たちの言葉とメロディ―で作詞・作曲を担当し、絆をテーマに制作された。

同シングルは、「人と人とがお互いを思う気持ちの大切さを改めて感じてほしい」という2人の思いが込められた作品。7月1日にリリースされると、同日付、有線放送演歌・歌謡曲リクエストチャートで第1位を獲得するなど話題に。

「いつもそばにいるよ」は、それぞれの人生を経て、今だから感じ合える人と人との絆の大切さを歌った曲。「オンナノハナミチ」は伍代や藤の同世代の女性たちに向けた、“まだまだがんばろう!”というメッセージが込められた応援ソング。伍代が歌詞の原作を考え、まるでアドリブのような歌詞のやり取りが続く内容で、とても楽しめるオススメの一曲だ。

ジャケット写真の衣装やヘアスタイルなど、ビジュアルコンセプトも伍代と藤のふたりが考えたという。ふたりのアイデアで採用された、笑顔で寄り添うジャケット写真にも注目が集まっているが、ミュージックビデオではお互いに長い歌手生活の中で、初めてふたりで一緒に行ったレコーディング風景や、ジャケット撮影風景の貴重なショットも収録されている。


2020年1月1日発売
伍代夏子の真骨頂
「雪中相合傘」

「雪中相合傘」
作詞/池田充男 作曲/弦 哲也 編曲/南郷達也
c/w「拝啓 男どの」
作詞/池田充男 作曲/弦 哲也 編曲/南郷達也
ソニー・ミュージックダイレクト
MHCL-2838 ¥1,182+税

2020年1月1日に発売された「雪中相合傘(せっちゅうあいあいがさ)」。演歌歌謡曲の代表作を作り上げてきた作家陣との最強タッグによる作品。「雪中相合傘」は切なく、燃え上がるほどの強い愛に生きる女心を艶やかに伍代が歌っている。カップリング曲の「拝啓 男どの」はかつての花街、神楽坂を舞台にした粋な世界の歌。

「雪中相合傘」特設サイト→

 


profile
伍代夏子(ごだい・なつこ)
1961年12月18日、東京都生まれ。1987年、伍代夏子として「戻り川」で再デビュー。同曲は35万枚を超すヒットとなり、翌1988年に「第21回日本有線大賞」と「第21回全日本有線放送大賞」の最優秀新人賞を受賞。1990年には「忍ぶ雨」で『NHK 紅白歌合戦』に初出場。以来、演歌界を牽引する歌手のひとり。2020年は年明けに「雪中相合傘」を発売し、7月には親友である藤あや子とのデュエット曲「いつもそばにいるよ/オンナノハナミチ」をリリース。夫である杉 良太郎とともに社会貢献に熱心に取り組む一方、趣味のカメラでは、“なっちゃん”名のInstagram(@godai725_official)で日々作品を公開している。

伍代夏子オフィシャルYouTubeチャンネル