
天童よしみ「カラオケ“天”下一決定戦」を開催。人気課題曲10曲の各部門優勝者が激突し、宮本雅弘さんが優勝
天童よしみが9月12日、東京・港区のイベントスペース「グレイドパーク新橋駅前」にて、「天童よしみカラオケ”天”下一決定戦」を開催し、「昭和かたぎ」を歌唱した宮本雅弘さん(71歳)が優勝した。また小林夕夏さん(17歳)が準優勝にあたる「天童よしみ賞」を、3位にあたる「テイチク賞」を金子京太郎さん(24歳)と中村幸綱さん(40歳)が受賞した。
審査員として大会を見守った天童は、大会後に出場者が見守る中、「旅路」とそのカップリング曲「花影」の2曲を歌唱し、「皆さんが高度な歌を歌いこなしてきて、プロとしてうかうかしていられないと思いました」とねぎらった。

本大会は、今年1月に発売された最新曲「旅路」のリリースを記念して行われたもの。前々作「昭和かたぎ」、前作「昭和ごころ」に続く“昭和”の時代をキーワードにした同曲は、困難を乗り越えて力強く生きていく人生を描いた楽曲だ。「昭和かたぎ」「昭和ごころ」に続き、JOYSOUNDとDAMによるカラオケランキング演歌・歌謡曲新曲部門で3年連続上半期1位を獲得している。

3年連続3回目となる今回のカラオケ大会は、新曲を含む天童の人気曲10曲が課題曲となり、約500名の応募の中から音源審査による各部門の優勝者10名が出場。授賞式を兼ねた大会で、チャンピオンの中のチャンピオンを決める、まさに“天“下一決定戦となった。
審査員は天童よしみ、所属レコード会社であるテイチクエンタテインメント社長の栗田秀樹氏、担当ディレクターの磯田繁男氏が務め、さらに長年、天童よしみの歌を知り尽くしているファンクラブ会員7名が特別審査員として参加した。
大会の冒頭、天童は「ついにこの日がやってきましたね。皆さんが本当に一生懸命歌って、どれだけ愛してくれているかを聴かせていただきたいと思います」と審査員としての期待を語った。

宮本雅弘さん

各部門の優勝者が歌を競うというハイレベルな大会となったが、2年前の『「昭和かたぎ」カラオケ大会』でも優勝した福岡県の宮本雅弘さんが天下一に輝いた。
「毎日歌っていました。大会を知り、もう一度歌ってみようと自宅で練習しました」と語る宮本さんの歌唱に、担当ディレクターの磯田氏は「何度か聴かせていただいていますが、今日、一番良かった。表情もいい」と評価。天童も「こぶしが安定しました。私もここまで回しきれない。変わらず歌っているのがすごい」と評した。

小林夕夏さん

準優勝にあたる「天童よしみ賞」は、奈良県から参加した小林夕夏さんが受賞した。小林さんは17歳の若さで今大会に挑み、課題曲10曲を聴き比べた際に「やばい、歌いたい」と直感したという「大阪恋時雨」を選曲。等身大の言葉のように歌い上げた小林さんに対し、天童は「この曲は演歌ではなく、大阪弁で自分の思いを訴える男女の会話の曲です。声がとても新鮮で、『可愛いな』と思いながら爽やかに聴かせていただきました」と、その豊かな表現力を高く評価した。
3位にあたる「テイチク賞」は、出場者たちのあまりのレベルの高さに審査が難航し、急きょ予定していた1枠から2枠へと増枠された。受賞したのは、神奈川県の金子京太郎さんと東京都の中村幸綱さんだ。

金子京太郎さん

金子さんは自身の好きな楽曲だという「夕月おけさ」を選曲。難しい楽曲ではあるものの、応援に駆けつけてくれたママの好意で、カラオケ喫茶の営業終了後に練習を重ねて大会に臨んだ。天童は「かっこいい。『夕月おけさ』は前に向かっていく歌。素晴らしかった」とその熱演を称えた。

中村幸綱さん

一方、「あんたの花道」を歌唱した中村さんに対し、天童は「すっかり中村さんの歌になっていますね。聴いていて気持ちよかったし、最後の独特なこぶしまわしもすごく良かったです」と、楽曲を自分なりに見事に昇華している点に賛辞をおくった。


大会終了後、天童は「1曲1曲、皆さんが一生懸命歌ってくださって、先にうれしい涙が出ました。私の歌を選んでいただき、自分のものにしてくださったことがすごくうれしかったです」と出場者に感謝の言葉を述べつつ、出場者たちの姿に自身のアマチュア時代を重ね合わせたという。
「ちびっ子のど自慢や全日本歌謡選手権を勝ち抜いてデビューした当時を思い出しました。周りにテレビで見ていた歌手がいて、所属事務所の社長から挨拶が大事だと教わり、掃除のおばちゃんにも『おはようございます。天童よしみです』と挨拶していました。この言葉は私の御守りです。来年で55周年を迎えますが、自分自身まだまだ頑張らないといけない。憧れていた美空ひばりさんのような歌手になりたいです」

審査が行われている間、天童よしみが新曲「旅路」とカップリング曲「花影」を披露した。テレビなどでは表題曲を歌うが、「カップリング曲の『花影』が大好きなんです」と明かした。
さらに、カラオケ大会を「あと3回はやりたい」と継続を希望した天童に、「10回まで継続してハワイで大会をやるのはどうか」と質問が飛ぶと、「去年、『来年もやります』と宣言したら、テイチクさんが大慌てになりました(笑)」と、安易に宣言はできないと弁明しつつも、「ハワイ、いいですねえ。レイをかけてもらって……。昭和のハワイのイメージかい!」と自分でノリ突っ込みすると、「みんなでハワイへ旅行なんかできたらいいですね」と爆弾発言。またしてもテイチクの関係者を慌てさせた。

また、年末の紅白歌合戦に向けては、「30回出ているので、今年も選んでいただきたいですね。紅組のトリを3回務めさせていただいたこともありますので、今年も頑張りたいと思います」と意気込みを見せた。

最後に、自身の楽曲がカラオケで3年連続上半期1位を獲得していることを受け、カラオケ上達のためのワンポイントアドバイスを披露した。天童自身が歌唱前に行っていることとして、「音程だ大事です。動揺すると音程が乱れますので、そういう時はゆっくり3回深呼吸して落ち着きます」と紹介。「イントロが流れたらマイクに入らないように口ずさむと、最初の音が出やすくなります。あとは主人公になりきって歌うことです」とアドバイスを送った。
その他、各部門優勝者6名の紹介(歌唱順)

高坂ルリ子さん
■高坂ルリ子さん(群馬県)/歌唱曲「昭和ごころ」
週に100回歌って練習したという高坂さん。前回大会でもトップバッターで出場した。天童は「ブレスのタイミングが良く、声がまろやか」とコメントした。

古寺真奈美さん
■古寺真奈美さん(栃木県)/歌唱曲「美しい昔」
ご主人が歌っていて好きになったという曲。以来、何年も歌い続けているそうで、大会ではビアノバージョンで臨んだ。天童は「難しい曲ですが、音感が素晴らしい。聴いていて気持ちよかったです」と評した。

田中敦子さん
■田中敦子さん(群馬県)/歌唱曲「道頓堀人情」
歌を始めた10代の頃から歌っており、元気が出る曲だという。天童からは「(歌い出しの)“ふられたぐらいで”の『ふ』の当て方が上手。“負けたらあかんで東京に”の『に』をテンポに乗ってくれたらさらに良くなる。いい節を持っておられます」とアドバイスがおくられた。

村山小百合さん
■村山小百合さん(香川県)/歌唱曲「旅路」
今大会の課題10曲の中でもっとも応募数が多かったのが「旅路」。香川県で母親が8トラ時代から40年続く老舗のカラオケ喫茶を経営しているが、お店では歌わず出勤途中の車の中で練習したという。天童は「安定した声で良かった。歌い込めばもっと良くなる」とコメントした。

吉田夏那さん
■吉田夏那さん(神奈川県)/歌唱曲「春が来た」
課題10曲の中で一番応募数は少なかったが、レベルが相当高かったという激戦部門を勝ち抜いた。以前、天童のシール交換イベントに参加したことがあり、カラオケ大会に出場すれば天童のシールがコンプリートできると思って応募し、見事に出場権を獲得。お土産にシールがワンシート入っていたと歓喜した。天童は“シル活”仲間の吉田さんの歌唱に、「まさかこんなに歌われるとは思わなかった」と驚き喜んだ。

井上さゆりさん
■井上さゆりさん(福岡県)/歌唱曲「珍島物語」
30年前の結婚する前年、カラオケのお店でこの歌を歌っている時にご主人と出会ったという思い出の曲。天童は「いい話を聞かせていただいた。心地よく聴きました。30年の重みがありました」とその歌唱を讃えた。
2026年1月28日発売
天童よしみ「旅路」

「旅路」
作詞/水木れいじ 作曲/水森英夫 編曲/猪股義周
c/w「花影」
作詞/水木れいじ 作曲/水森英夫 編曲/猪股義周
テイチクエンタテインメント TECA-26002 ¥1,550(税込)











