竹島宏

【ライブレポート】竹島宏が48歳を祝うバースデーライブを開催! 25周年の節目に“太陽になる”と宣言

デビュー25周年という大きな節目を迎えた“ロマンティック歌謡歌手”竹島宏が、自身の誕生日を目前に控えた8月23日、東京・文京区のホテル椿山荘東京にて「バースデーライブ2026」を開催した。彼にとってすっかり恒例となっているこの場所でファンとともに誕生日を祝う今年のステージには、例年のような和やかさに加え、四半世紀の歩みを経て「新しい竹島宏」として一歩を踏み出す、静かだが確かな覚悟が満ちていた。

 「25年という実感は全くない」 感謝を込めた選曲

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会場の照明が落ちると、ピアノの柔らかな旋律が響き渡る。大きな拍手で迎えられた竹島は、黒地に大胆なゴールドの模様があしらわれた、この日のために準備された特注のロングジャケット姿で登場した。

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オープニングを飾ったのは、ライブの定番とも言えるバラード「君は永遠の薔薇だから」。一言ひとことの響きを確かめるように丁寧に歌い上げると、続く「霧雨のタンゴ」「薔薇のしずく」「幻フラメンコ」のメドレーでは一転、情熱的でセクシーな表情をのぞかせる。

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「ようこそお越しくださいました。私、竹島宏はもうすぐ48歳になります。皆さん同じように時を重ねていらっしゃると思います。そんな時の流れの中で、竹島宏という一人の歌手に出会ってくださって本当にありがとうございます。皆さんが見守り、育ててくださっているおかげで、今年デビュー25周年を迎えることができました」

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1978年8月28日、福井県に生まれた竹島が深い感謝の言葉を述べる。

「正直、25年という実感は全くないんですが、これまで25年間の活動のなかで、僕は本当にたくさんの先生方に作品を書いていただきました。今日はその中からいくつか聴いていただきたいと思います」

そう続けると、作詞・久仁京介氏、作曲・徳久広司氏によるデビュー2作目のヒット曲「函館哀愁」や、作詞・松井五郎氏、作曲・都志見隆氏のタッグで制作され、ゴールドディスクに認定された代表曲「月枕」、作詞・作曲を幸耕平氏が手がけた大人の色気漂う「哀愁物語」、恩師・久仁氏が作詞し、ムード歌謡の巨匠・中川博之氏によるバラード「陽のあたる場所」を歌唱。四半世紀の歩みの中からじっくりと吟味して選ばれたオリジナル曲が届けられていく。

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「歌、音楽というのは、その人がどんな時間を過ごしてきたか、どんな人生経験を積んできたかがそのまま音に乗って伝わっていくように思います」

そんな大切な楽曲たちは、25年という歳月をかけて表現を磨き続けてきた今の竹島の声を通すことで、より一層の深みと艶を帯びて会場を包み込んだ。

初カバー曲で魅せる夏の情景と、まだまだ若い(!?)48歳の素顔

続いては、今年4月に発売された25周年記念曲「純愛」(Bタイプ)のカップリング「太陽の残光」、ライブでは初カバーとなるサーカスの名曲「Mr.サマータイム」、そして井上陽水と安全地帯によるデュエット曲「夏の終わりのハーモニー」と、夏の終わりの情景を見事に歌いつないだ。歌い終えた竹島は、少し楽しげな表情で客席に語りかける。

竹島宏

「先ほど聴いていただいた『Mr.サマータイム』は、僕が生まれた1978年の曲なんです。この年は本当にたくさんの大ヒット曲が誕生しました。最近はテレビの収録などで若い歌手の方とお話しする機会も多いのですが、『僕、竹島さんがデビューした年に生まれたんです』なんて言う子もいて、それを聞くと本当にめまいがしちゃいますよね(苦笑)。でも、何に一番めまいしているかって……自分の若さにびっくりしているんですよ(笑)」

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若手歌手の台頭に時の流れを感じさせつつも、若さ、鮮度、挑戦する力をアピールする竹島。彼の飾らないトークに、客席からは温かい笑い声と拍手が沸き起こった。

ライブ前半のラストは、NHK BS時代劇『大富豪同心』の主題歌として親しまれた「夢の振り子」。軽快なステップを踏みながら披露すると、ステージを後にした。

竹島宏の表現力で歌い上げるラブソング

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赤と白が複雑に交じり合う総柄の華やかなスーツへと装いを一新してステージに戻ってきた竹島は、チェコ・プラハを舞台にした切ないバラード「プラハの橋」、アンデルセン童話をモチーフにした「小夜啼鳥の片思い」と、まるで一本の映画を観ているかのようなドラマチックな情景が広がっていく。近年、彼の世界観を広げ続けている松井・幸コンビによる作品群だ。竹島は松井氏からかけられた忘れられない言葉があるという。

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「松井五郎先生から『竹島くんは薄い恋愛経験しかなくて想像力を働かせて、経験してる風に歌える人だね』と言われたことがあります。これ、お褒めの言葉なのか、ちょっとディスられたのか、分からない感じなんですけども(笑)。でも、先生は『だからこそ、こういう大人のラブソングの世界が歌えるんだよ』と言ってくださったんです」

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客席の笑いも誘いつつ、映画音楽のスタンダード「ゴッドファーザー〜愛のテーマ〜」の重厚な旋律から導かれるように歌われたのは、デビュー25周年記念曲「純愛」。飾らない言葉で相手への深い愛情を綴ったストレートな大人のラブバラードだ。

派手な演出をそぎ落とし、ただ純粋に愛の尊さを歌い上げるその説得力は、まさに彼が“経験以上のものを歌に乗せられる表現者”であることの証明だった。

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「48歳、大好き!」の歓声と、新アルバムからの「ユーカリ」初披露


本編が終わり、鳴り止まない手拍子に応えてアンコールに登場した竹島のもとに、バースデーケーキが運び込まれた。ロウソクの火を吹き消すと、「48歳、大好き!」という愛情たっぷりの声が飛んだ。竹島は照れくさそうに笑いながら、「それ、いいですね」と返していた。

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そして、和やかな空気の中、竹島はファンへ向けてうれしい知らせを直接報告した。秋に発売されると発表されていたオリジナルアルバムの発売日が、10月14日(水)に決定したのだ。

「CD発売の前に、9月4日金曜日からは毎週金曜日に1曲ずつ先行配信させていただきます。最近は配信での再生回数を混ぜたランキングもあるので、こちらの方でも竹島宏の名前が上がりますように、皆さん是非、配信音楽の再生の仕方を覚えてください(笑)」

竹島宏

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ファンにお茶目なお願いをして笑わせたのち、初披露されたのはアルバムのリード曲「ユーカリ」だった。ベッドサイドで大切な人に語りかけるような、優しく心地よいメロディーが特徴だ。竹島自身の声の魅力を最大限に引き出すため、レコーディングでは初となる「一発録り」に挑戦したというこの曲は、聴く者の心をゆっくりと解きほぐしていくような極上の癒しをもたらした。

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なお、約5年ぶりとなるオリジナルアルバムは、デビュー25周年記念アルバム『Night in Bloom Hiroshi Takeshima 25th』として全10曲が収録される。松井五郎氏と幸耕平氏による全編書き下ろし。まるで全曲A面シングルかのごとく熱が入っており、竹島は10色の作品の出来栄えに自信を見せると、「オリジナルアルバムのリリースは僕の歌手人生で今回が最後かと思っていましたが、アルバムの完成が見えてくると、またアルバムを出したくなりました(苦笑)」と告白していた。

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「これからは僕自身が光を放つ太陽に」

さて、「ユーカリ」を歌い終えた竹島は、少し間を置き、静かに、しかし深い熱を帯びた声で客席に向かって語り始めた。

「これからもできる限り、いつも本音で皆さんに自分の言葉を届けていきたいと思います。人生、いつどこでどうなるかわかりませんけれども、これからも命ある限り、この歌の道一筋で頑張っていきたいなと思っています。これからは自分の手で、足で、自分の運命を切り開いていきます。興味があるのはヒット曲だけ。『竹島宏、最高!』と言ってもらえるような大ヒットをつくって、目指す舞台に立ちたいと思います。だから、もしかしたら皆さんを振り回すかもしれません。でも、皆さんのことを振り回したとしても……宏の手を離さないでください」

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照れを隠すように少し早口になりながらも、竹島は客席の奥まで視線を巡らせ、祈るように言葉を重ねた。

「宏の手をしっかり握りしめてください。この手を離さないで! 離しちゃダメですよ」

会場からは、決して手を離さないと誓うような、強く温かい拍手が沸き起こった。その拍手を受け止め、竹島はさらに自らの覚悟を言葉にする。

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「デビューする前に、恩師の久仁先生から『プロっていうのはね、自分が辛い時でも苦しい時でも、たとえ歌いたくない日が出てきても、お客様の前で、笑顔で歌を届け続けることなんだよ』と言われました。その言葉の意味が、25周年に入ってほんの少し分かったような気がします。僕にとっては、歌を歌うことで自分自身の魂を修行させてもらっているんだろうなと、最近はそんなふうに感じています。だから、自分の都合で歌うことをやめることはできません。僕の歌を聴いてくれる人がいる限り、僕は歌い続けます」

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そして最後に、彼はずっと胸に秘めていた大きな決意と野心を口にした。

「今日、ここで、もう一つ皆さんにお伝えしたいことがあります。僕はこれまで、自分のことを月のような存在だと思ってきました。皆さんから光を当てていただいて輝く月。でも、これからは僕自身が光を放つ太陽になりたいんです。皆さんの悲しみや苦しみを溶かし、心を温め、明日への希望を持っていただけるような力強い光を放つ存在に。そして、その先の目標として、いつか必ず日本武道館で、ピアノ一本の伴奏だけで、僕の生の声を届けるコンサートを実現させます。どうか、これからも僕の太陽でいてください。そして、僕も皆さんの太陽になれるよう、全身全霊で歌い続けます」

竹島宏

ファンと共に歩んできたこれまでの感謝を胸に、ただ寄り添うだけでなく、自らが道を照らす太陽になる。そんな力強い宣言とともに最後に選ばれた楽曲は、上京・デビュー当時の思いを歌ったメッセージソング「いつかの青年」だった。

〈いつかの青年は あきらめていない〉。そう歌う彼の声は、どこまでも澄み切っていた。

竹島宏

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「宏くん、最高! ありがとう」。ステージを降りる竹島に声援が飛んだ。彼にとって25年という節目は集大成やゴールではない。見えない殻を破り、愛するファンと強く手を握り合いながら、日本武道館という大きな夢へ向かって突き進む“太陽・竹島宏”の物語は、ここからまた新しいページをめくる。令和を代表するヒット曲を生み出すために。

竹島宏

バースデーライブの最後、竹島宏はファンとのエアタッチで絆を確かめ合った。

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竹島宏が新アルバムの詳細を発表。20周年記念アルバム『Night in Bloom Hiroshi Takeshima 25th』を10月14日発売へ。 全10曲書き下ろしの“10色の歌”

 


2026年4月15日発売
竹島宏「純愛」
【Aタイプ】
竹島宏

「純愛」
作詞/松井五郎 作曲/幸耕平 編曲/坂本昌之
c/w「太陽の残光」
作詞/松井五郎 作曲/幸耕平 編曲/坂本昌之
テイチクエンタテインメント TECA-26013 ¥1,550(税込)

【Bタイプ】
竹島宏

「純愛」
作詞/松井五郎 作曲/幸耕平 編曲/坂本昌之
c/w「心からの声」
作詞/松井五郎 作曲/幸耕平 編曲/坂本昌之
テイチクエンタテインメント TECA-26014 ¥1,550(税込)


2026年10月14日発売
竹島宏 『Night in Bloom Hiroshi Takeshima25th』

テイチクエンタテインメント TECE-3774 ¥3,500(税込)

収録楽曲(全10曲)※曲順は変更の可能性あり
M1. le prelude(作詞:松井五郎 / 作曲:幸耕平 / 編曲:萩田光雄)
M2.ユーカリ(作詞:松井五郎 / 作曲:幸耕平 / 編曲:坂本昌之)※7月24日先行配信済
M3. あの夏は青いまま(作詞:松井五郎 / 作曲:幸耕平 / 編曲:坂本昌之)※9月4日配信予
M4. どこかへ夜はたどり着く(作詞:松井五郎 / 作曲:幸耕平 / 編曲:萩田光雄)
M5. 夕歩道(作詞:松井五郎 / 作曲:幸耕平 / 編曲:萩田光雄)
M6. パルファンの坂道(作詞:松井五郎 / 作曲:幸耕平 / 編曲:萩田光雄)
M7. 恋 1/3(作詞:松井五郎 / 作曲:幸耕平 / 編曲:坂本昌之)
M8. いつかのアンブレラ(作詞:松井五郎 / 作曲:幸耕平 / 編曲:坂本昌之)
M9. 告白(作詞:松井五郎 /作曲:幸耕平 / 編曲:坂本昌之)
M10. 螺旋の二人(作詞:松井五郎 / 作曲:幸耕平 / 編曲:萩田光雄)

竹島宏の25周年記念アルバムは全曲書き下ろしのオリジナルアルバム。竹島宏の歌唱力を存分に楽しめる1枚ちなり、10色の曲にかぐわしい花々を散りばめた同アルバムは、竹島宏と聴く人の夢を乗せてきっとどこかへたどり着くような仕上がりになる。
デビュー記念日となる7月24日にアルバムリード曲「ユーカリ」が先行配信されており、9月4日(金)から各ストリーミングサービスにて毎週金曜日に1曲ずつ先行配信予定。第2弾先行配信楽曲は、9月4日(金)0時より「あの夏は青いまま」が配信される。

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