
魅惑の裏声ボイス・楠木康平が25歳のバースデーライブを開催。母への感謝とファンとの絆を胸に、未来へ続く“歌の旅”
2026年8月3日、楠木康平が25歳の誕生日を迎え、東京・新宿区の歌舞伎町劇場にてバースデーライブを開催した。昨年は東京・大久保のライブハウスで行われたバースデーライブだが、今年は最新設備と和の風情が融合する歌舞伎町劇場へとスケールアップ。満席となる約150名のファンが駆けつけ、2025年1月にデビューした楠木にとって、これまでで最大規模の単独ステージとなった。
.jpg)
「25ちゃいになりました!」 歌舞伎町劇場の花道から始まった新たな旅
「8月3日、楠木康平、25歳を迎えました。もう25歳、いや、まだ25歳。楠木康平の新たな旅が始まります。今日は、お忙しい中、お暑い中、お越しいただきまして、誠にありがとうございます。楠木康平バースデーライブ。まずは、この歌から登場です」




開演時刻、楠木自身の声による影アナウンスが劇場に響き渡った。会場後方から姿を現した楠木が、劇場の花道を颯爽と歩いてステージに向かうと、客席から大きな拍手と歓声が沸き起こった。オープニングを飾ったのは、デビュー曲「北へひとり旅」。高校卒業後に上京し、作曲家・あらい玉英氏のもとで5年間修業したのち、世に放たれた大切な一曲だ。
師匠であるあらい氏は、船村徹氏に師事し自身も歌手としてデビューした経歴を持ち、のちに香西かおりの「最北航路」などを手がけた人物。その師匠から受け継いだ確かな歌心と、楠木の代名詞である“魅惑の裏声ボイス”が劇場に響き渡った。



ペンライトが鮮やかに揺れる中、続いて披露されたのは、新曲「流されたって」のカップリング曲「どうすっぺ」。ステージ中央のセリが上昇し、楠木は高い位置から軽快なリズムに乗せて、混沌とした時代を前向きに生き抜く苦労と意地を歌い上げる。


そして、6月に発売された初のカバーアルバム『~魅惑の裏声ボイス・1ダースの宝石~』にも収録されている西城秀樹の「情熱の嵐」へ。激しい照明の演出のなか、客席からは“ヒデキ”ならぬ“こうちゃん”コールが威勢よく飛んだ。
冒頭の3曲を歌い終えた楠木は「みなさん、こんにちは。セリが高くて緊張しました。小鹿のように足が震えております」とホッとした表情を浮かべると、「今日で25ちゃいになりました」と無邪気な笑顔を見せた。

自身最大規模となる会場でのチケット完売をファンに報告して深く感謝すると、この日のために前日美容院へ行ってきたことや、新しい衣装でステージに臨んでいることを嬉しそうに語った。
コージー冨田がサプライズ登場! 特製ケーキと爆笑のモノマネ合戦

「次はですね、皆様の近くで歌わせていただきます」と、「あ~夏休み」「君は1000%」など夏の名曲をメドレーで歌いながら客席へ。ファン一人ひとりと丁寧にハイタッチを交わし、喜びを分かち合った。



再びステージに戻ると、今度は花道を使ってモデルウォークを披露。スタイリッシュにポージングを決めて客席を沸かせ、デビュー曲のカップリング「おんなのワルツ」を歌唱した。



.jpg)
ここで、思わぬサプライズが待っていた。所属事務所の先輩であるものまねタレント・コージー冨田がステージに駆けつけたのだ。西田敏行のモノマネで「えー、康平ちゃんが25歳ということで、おめでとう!」と祝福すると、特製のバースデーケーキが登場。鍋料理と豆腐が好物だという楠木のために、昨年は“湯豆腐”風のケーキが用意されたが、今年は豆腐の形を象り「I♡福島」とデコレーションされたスペシャルケーキが贈られ、郷土愛にあふれる楠木は、目を細めて喜んだ。

コージー冨田とのトークコーナーでは、楠木が即興のなぞかけに挑戦。「誕生日とかけまして、経済がいいとかけます。その心は、どちらもケーキ(景気)がいいでしょう」と見事に決めると、会場は温かい笑いに包まれた。さらに、コージー冨田のアドバイスを受けながら松山千春のモノマネに挑戦したほか、山内惠介のモノマネも披露し、ファンを楽しませた。
原点であるカセットテープ、そして女手一つで育ててくれた母の背中



ライブ後半は、白いジャケットに黒のパンツという新しい衣装に着替え、自身の原点とも言える思い出の楽曲のカバーが続いた。
披露したのは、神野美伽の「男船」と、門倉有希の「女の漁歌」。
「どちらも思い出の曲になります。神野美伽さんの『男船』は約40年前の楽曲です。3歳頃、実家にあったカセットテープを自分でラジカセで再生して繰り返し聴き、覚えたのがきっかけです。これが、初めて人前で歌った曲となりました。『女の漁歌』は、もう22年ほど前の話になりますが、福島県で開催された『NHKのど自慢』に母が出場しました。ゲストは門倉有希さんと川中美幸さんだったんですが、母が歌ったのが『女の漁歌』でした。当時、母が通っていたカラオケ教室の先生も出場され、川中さんの『二輪草』を歌ったのですが、二人の姿を見て、本格的に歌を始める決意をして、カラオケ教室に通うことになりました」



続いて「じっくり聞いていただきたい曲です」と小林幸子の「雪椿」をしっとりと聴かせると、楠木は静かに語り始めた。
「25年前の今日、13時ごろに生まれました。母子家庭で育ちましたが、母が産んでくれたので歌手になれました」


そう語り、吉幾三の「かあさんへ」を歌唱した。不器用ながらも深い親子の情愛を綴ったこの曲は、女手一つで育ててくれた母への思いと重なる。昨年のバースデーライブでも母への感謝を口にし、母をテーマにした歌を歌った楠木。「かあさんへ」の終盤には瞳に涙を浮かべながら歌い切った。歌唱後に、「涙があふれてきますね」と告白した楠木。彼の真っ直ぐな母への愛情が、劇場全体を温かく包み込んだ。


そして、先日発生した熊本での地震など、世の中にある様々な出来事に触れ、「明るい未来を信じていきましょう」というメッセージとともにKiroroの「未来へ」を披露した。
ギター弾き語りで届けた等身大のメッセージと、未来へ続く“康平の旅”


ライブは終盤へと進む。「今、もっとも頑張っている曲です」と紹介し、ピンスポットに照らされる中でセカンドシングル「流されたって」を歌唱。人生の荒波に揉まれながらも、自分を見失わずに生きていく強さを歌ったこの楽曲は、デビューから1年7カ月を経てたくましさを増した楠木の姿と見事にリンクしていた。


本編の最後は、「今日はほぼ初めて披露する歌ばかりですが、この歌もそうです」と、越路吹雪の「愛の讃歌」を堂々と熱唱して幕を下ろした。


アンコールの手拍子に応えて再登場した楠木は、アコースティックギターを手にし、メジャーデビュー前に“コウヘイ”名義で発表した「地球は泣いている」を立ち弾きで披露した。環境問題や平和への祈りが込められたスケールの大きなメッセージソングを、等身大の姿で弾き語る。


「今日で25歳になったばかりでございますが、康平の旅はまだまだ続きます。これからもずっと応援していただけますようにお願いします。これからの旅に向かって歌います」
アンコールの最後に選んだのは、最新カバーアルバム『~魅惑の裏声ボイス・1ダースの宝石~』に収録されたオリジナル曲「夢の世界へ行かないか」。アルバムに収録されるまでは、未音源化ながらキャンペーンやライブでファンと一緒に大切に育ててきた楽曲だ。客席と一緒になって振りを合わせ、会場は一体感に包まれた。


本来はここで終演の予定だったが、ファンの鳴り止まない拍手に応えてダブルアンコールが実施された。再び「どうすっぺ」の軽快なリズムが流れると、ファンからの熱烈な“こうちゃん”コールが劇場を揺らした。
「こうしてバースデーライブをさせていただき、本当に幸せでございます。デビューして1年と7カ月ですが、3年目、4年目、5年目と、そして10年、15年、20年、25年、30年と……皆さん長生きしてください! 『康平ちゃんの歌を聴いて、元気になった』という声もいただいております。だから、僕は歌を通して、皆様に元気と笑顔と幸せを届けていきたいと思います。楠木康平の旅は、今日からまた新しく始まります!」

愛嬌たっぷりで飾らない人柄と、福島訛りが混じる温かいトーク。しかし、ひとたびマイクを握れば、恩師から受け継いだ確かな歌心と“魅惑の裏声ボイス”で観客を物語の世界へと引き込んでいく。母への深い感謝と、ファンへの底知れぬ愛を胸に刻み、25歳という新たなスタートラインに立った楠木康平。幾多の荒波に”流されたって”決して自分を見失うことなく歌い続ける彼の果てしない旅は、これからもずっと、私たちに極上の希望を届けてくれるに違いない。

2026年1月7日発売
楠木康平「流されたって」

「流されたって」
作詩/高橋直人 作曲/あらい玉英 編曲/佐藤和豊
c/w「どうすっぺ」
作詩/高橋直人 作曲/あらい玉英 編曲/佐藤和豊
日本クラウン CRCN-8809 ¥1,500(税込)
2026年6月3日 発売
初のカバーアルバム
楠木康平『~魅惑の裏声ボイス・1ダースの宝石~』

日本クラウン CRCN-41585 ¥3,000(税込)
収録曲
1. 北へひとり旅
2. 南部酒(小金沢昇司)
3. 嫁に来ないか( 新沼謙治)
4. 佐渡の恋唄(細川たかし)
5. ノラ(門倉有希)
6. みちのくひとり旅(山本譲二)
7. 時の過ぎゆくままに(沢田研二)
8. 鶴の舞橋(成世昌平)
9. 情熱の嵐(西城秀樹)
10. ワインレッドの心(安全地帯)
11. おんなのワルツ
12. 夢の世界へ行かないか(新曲)






-150x150.jpg)

-150x150.jpg)


