• HOME
  • 全ての記事
  • ニュース
  • 三山ひろし、恒例リサイタル! 新曲「鳴門海流」初披露から落語歌謡、ラップ、ドラムまで。“スーパービタミンボイス”全開でデビュー18年目を好発進!
三山ひろし

三山ひろし、恒例リサイタル! 新曲「鳴門海流」初披露から落語歌謡、ラップ、ドラムまで。“スーパービタミンボイス”全開でデビュー18年目を好発進!

三山ひろしがデビュー記念日となる6月3日、東京・渋谷区のLINE CUBE SHIBUYAで「三山ひろしリサイタル2026~スーパービタミンボイス~」を開催。「先輩方がずっとやってこられたこの歌の道、1日も休むことなく常に前進し続けてきたので、私も本当に声の出る限り、しっかりといつまでもやっていきたいなと思っています」と語り、18年目のスタートを力強く切った。

届け! スーパービタミンボイス!

毎年、デビュー記念日に合わせて行われる一年に一度のリサイタル。LINE CUBE SHIBUYAでの開催は5年連続となる。今回のテーマは「スーパービタミンボイス」だが、そもそも三山のデビュー以来のキャッチフレーズは「心に響く 温もりの声 ビタミンボイス」だ。

デビュー曲「人恋酒場」を音声分析の専門家に調べてもらったところ、「高音から低音まで幅広い響きを持ち、高音には清涼感、低音には安心感がある。これは『音の活力剤』と言えるのではないか」という分析結果が出た。そこで日本クラウンのディレクターが「音の活力剤……ビタミンボイス! ビタミンボイスだ!」と名づけたのが始まりだ。

しかし、今回のリサイタルには、「今まで以上に三山ひろしの声の勢いを感じてほしい」というさらなる決意が込められていた。

本番前に会見に応じた三山は、「私のオリジナル曲はもちろん、先輩方の歌を私なりにしっかりと消化してお届けする構成にしています。今まで以上に三山ひろしの声を楽しんでいただける、まさに『スーパービタミンボイス』をお届けしたいと思っています」と強調した。

また、今回のリサイタルは「目玉が満載」だと胸を張る。

「6月3日は私のデビュー日でして、今日から18年目が始まります。毎年、リサイタルでは何かしらチャレンジしながらたくさんの皆さまに楽しんでいただいていますが、今日も十二分に楽しんでいただけるようこの1年間、内容を練りに練って充実した構成でお届けしますので、ぜひとも楽しんでいただきたいと思います」

その一つが、自身で切り拓いた新ジャンル“落語歌謡”第3弾の初演だ。

「落語からいただく大きな知識や経験を演歌に生かせないかと考えて作らせていただいた新ジャンルです。今回は新作の『藪入り』をお送りします。人情噺ということで、そのあたりを目と耳をつけて楽しんでいただければと思っています」

さらに、特技のけん玉を交えた異色のダンスナンバー「KENDAMA DO DANCE!」も、今回初めてバンドの生演奏で届けられる。三山自身が恩師の姓を継いだ“中村心一”名義で作家デビューを果たした思い入れのある一曲だ。

「今回は私がDJ KOOさんのパートを初ラップするということも入れさせていただいています。ラップして、けん玉もします! ちょっと忙しいんですけど(笑)、面白い構成になっていると思います。手拍子をしていただきながら、皆で盛り上がっていただきたいですね」

三山ひろし

そして、6月24日発売の2026年第2弾シングル「鳴門海流」もコンサートで初お披露目となる。

同曲は、轟く大鳴門の渦潮に、生きるか死ぬかの激しい人生の荒波を重ね合わせたダイナミックな本格演歌。三山作品の原点であり、主軸路線である「情景と男の心情」に正面から挑んだ一曲だ。勇壮なイントロに乗せ、持ち前の温かく快活な“ビタミンボイス”に、圧倒的な「勢い」と力強さが加わる。「男の海だ 呑まれるな」「乗り越えろ」といったフレーズ一つひとつに、聴く者の背中を力強く押す魂が込められており、歌手・三山ひろしのさらなる深化を感じさせる傑作に仕上がっている。

「精一杯生きる、100%力を込めてしっかりと毎日を過ごすという男気や、大事なことを歌に込めています。今までドラムやピアノ、ギターといろんなことをやってきましたけれども、歌の部分をさらに深めていこうと作ったのが『鳴門海流』です。今の自分の年齢、45歳で歌う『鳴門海流』をしっかりと表現したい。今までの三山ひろしの歌よりもさらに男っぽさを前に出した、荒波と闘う男の強さみたいなものを聴いていただきたいですね」

一方、新曲のカップリング曲についても、深い愛情をもって解説する。

「Aタイプ収録の『からたち母情』は、作詩の水木れいじ先生が私の生い立ちなどをよく調べてくださり、私の母と私の姿を描いてくださった一曲です。Bタイプの『チョウゲンボウ』は、私が“中村心一”という名前で作曲させていただきました。お父さんチョウゲンボウが、奥さんや家族のために一生懸命“肩こり”しながらも(笑)、餌を獲ってきたり外敵と闘う姿をお父さんにダブらせています。鷲や鷹のような大きな鳥ではなく、鳩ぐらいの大きさの鳥なので、ポップで楽しげな、童謡に近い感じの歌に仕上げてみました」

また、この日の三山が着用する衣装には特別なエピソードが隠されていた。

「今回着用する3着の着物は、すべて三波春夫先生が生前お召しになられていたものを頂戴したものなんです。三波先生の時代の着物の柄や色使いは本当に特徴があるなと思いながら着させていただいています。その息吹を感じながら、衣装でも楽しんでいただきたいです」

大先輩への深い敬意を口にする一方で、「現代風のアレンジを加えまして、LEDを使ってピカピカと光る衣装もやらせていただきます。三波さんの着物の上につけるんですが、取り外し可能なので(着物は)大丈夫です(笑)」と、エンターテイナーとしての遊び心ものぞかせた。果たして、本番ではどのような仕掛けを見せるのか楽しみを倍増させていた。

いざ開幕!名曲カバーから「落語歌謡」まで変幻自在の第1部

三山ひろし

この日のチケットは1800枚完売していたが、台風6号の影響を受け開催も心配された。しかし、都内は昼頃には小康状態となり、会場には多くのファンが駆けつけた。

「交通機関の影響で、来たくても来られないという方もたくさんお声をいただいております。でも、天候が悪い中足を運んでいただいたお客様には、心を晴れやかにお帰りいただけるように一生懸命歌わせていただきます。そして、来られなかった方にもこの思いが届くように精一杯歌います」

三山のその言葉通り、リサイタルは観客への愛と熱気にあふれたものとなった。

会場に響きわたる「S・U・P・E・R VITAMIN VOICE!」(エス・ユー・ピー・イー・アール ビタミンボイス!)の掛け声。ファンも手拍子で応戦すると、第56回日本作詩大賞を受賞した「北海港節」のイントロが流れてきた。

三山は爽やかなマリンブルーのスーツ姿でステージ上段に登場し、客席には無数のペンライトの花が咲き乱れた。「北海港節」に続いて、昨年のNHK紅白歌合戦歌唱曲「酒灯り」を熱唱すると、三山は「今日はお足元の悪い中、本当にたくさんのお客様、ようこそお越しくださいました。このLINE CUBE SHIBUYAで、5年連続でリサイタルを開催させていただけるということで、本当に皆様方のおかげでございます」と深く感謝。「今年は『スーパービタミンボイス』と銘打ちまして、皆様方にいつものビタミンボイスをさらに強力に、パワーをお届けできるようなステージにしたいと一生懸命に考えてまいりました」とファンを喜ばせた。

「谺-こだま-」「ダンチョネ港町」を挟んで届けられたのは、亡き阿久悠氏の作品を歌い継ぐカバーコーナーだ。

「阿久悠先生は本当にたくさんの歌を作ってこられました。皆様方も阿久悠先生の歌と共に人生を歩んでこられたという方も多いのではないでしょうか」と語りかけると、「花とサムライ」のカップリングに収録された阿久悠氏の遺作による「親不孝ばし」を歌い上げたほか、「さらば涙と言おう」ではフォークギターの弾き語りを、「青春時代」ではエレキギターの演奏で客席を魅了。「宇宙戦艦ヤマト」など昭和の名曲の数々を力強く響かせた。

前半の締めくくりには、「私、三山ひろし、歌うだけではございません。一昨年、発表させていただきました『落語歌謡』の第3弾ということで、新作をご用意してまいりました」と切り出し、高座名“三山家とさ春”として落語歌謡「藪入り」を見事に演じ切った。

三山ひろし

客席ラウンドから圧巻のフィナーレへ。進化を止めないエンターテイナー

第2部は、デビュー曲「人恋酒場」、故郷・高知を舞台にした「いごっそ魂」で幕開け。客席をラウンドしながら熱唱し、「こうして皆様方のお顔を近くで拝見できますと、本当に元気をいただきます。皆様の温かい笑顔、そしてご声援が私の何よりのビタミンでございます。2階席、3階席の皆様も見えてますよ!」と感謝を伝えると、「男の嘘」ではファンからの“ひろし”コールを一身に浴びた。

熱い声援を受けた三山は「ここからは私のオリジナル曲を組曲という形でお届けしてまいりたいと思います。私、三山ひろしもデビューして18年目を迎えました。これまでの私の歩み、そして皆様との思い出、そういったものを歌に重ねて、一つの物語として紡いでみたいと思います」と語り、「夢追い人」「男の流儀」「望郷列車」「渡り鳥」、「からたち母情」へと、口上を挟みながら歌い繫いでいく。最後は紅白初出場曲「お岩木山」で自身の人生と重なる世界観を展開した。

客席から大歓声を受けた三山は、「この組曲の中で、1曲、新しい曲がありました。『からたち母情』という曲ですが、作詩の水木れいじ先生が、私と母の情景を描いてくださった一曲。本当に温かい感謝の歌となっております」と、「鳴門海流」のカップリング曲を改めて紹介した。

三山ひろし

ここからリサイタルは怒涛のフィナーレへと向かう。まずは、本番前の会見で目玉企画の一つだと話していた「KENDAMA DO DANCE!」で会場を盛り上げる。DJ KOOのパートを務めて自らラップを繰り出し、けん玉の妙技で客席のボルテージを一気に引き上げると、いよいよ新曲「鳴門海流」へ。

「今まで様々なことに挑戦してまいりましたが、改めて私自身の主軸である男歌、その真髄をお届けしたい、そんな思いで歌わせていただきます」と語ると、圧倒的な声量と“凄み”が宿る歌唱で、荒波を越える男のロマンを“スーパービタミンボイス”で轟かせた。

三山ひろし

その勢いのまま、本編のラストを飾ったのは「花とサムライ」だ。三山が「まだお聴かせしていない曲が一曲あります」と告げると、ステージにドラムセットが運び込まれ、三山も色鮮やかに発光するLEDで電飾された裃(かみしも)姿で再登場した。会見で「スタッフが作ってくれた」と予告していた遊び心満載の特製衣装だ。三山は力強いビートを刻みながら熱く歌い上げ、圧巻のエンターテイナーぶりを発揮した。

興奮が覚めやらぬ中、アンコールに応えてステージに戻った三山は、3年ぶりとなる長編歌謡浪曲「元禄名槍譜 俵星玄蕃」を熱演。この日、3着目となる三波春夫の着物を身に纏い、その魂を憑依させたかのようなパフォーマンスで観衆を深く惹きつけた。

こうして18年目のスタートを飾り、客席からは「最高!」という声が飛び交う中、“スーパービタミンボイス”でファンを唸らせた三山ひろし。次なる進化・深化となる“ウルトラビタミンボイス”への期待は大きく膨らんだ。12年連続12回目の紅白出場を目指し、さらに加速していく。

三山ひろし

 


2026年6月24日発売
三山ひろし「鳴門海流」
(タイプA)
三山ひろし

「鳴門海流」
作詩/万城たかし 作曲/弦哲也 編曲/南郷達也
c/w「からたち母情」
作詩/水木れいじ 作曲/弦哲也 編曲/南郷達也
日本クラウン CRCN-8851 ¥1,550(税込)

(タイプB)
三山ひろし

「鳴門海流」
作詩/万城たかし 作曲/弦哲也 編曲/南郷達也
c/w「チョウゲンボウ」
作詩/前田たかひろ 作曲/中村心一 編曲/石倉重信
日本クラウン CRCN-8852 ¥1,550(税込)

関連記事一覧