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瀬口侑希

【ライブレポート】瀬口侑希が原風景の地で生誕祭ライブを開催。ヴィオラの生演奏やサプライズも! 好調の最新曲「二人傘」でMAJカラオケ特別賞も視野

瀬口侑希が自身の誕生日である5月15日、東京・新宿区の創作酒場&カフェ「ずん太」にて、バースデーライブ「瀬口侑希☆誕生祭~Birthday Live & 創作和食ディナーの夕べ~」を開催した。デビュー26年目にして初めて誕生日当日の開催となった本公演は、ファンとの距離が近いアットホームな空間で行われ、最新曲「二人傘」の好調をともに喜び合うなど、終始温かな笑顔と拍手があふれるイベントとなった。また、デビュー25周年を期に練習を再開したヴィオラも披露され、ファンとともに優雅な“夕べ”を楽しんだ。

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兵庫県神戸市出身の瀬口侑希は、1999年に文化放送主催のオーディション「プロになっちゃえ!」でグランプリを受賞して上京し、翌2000年4月に「ねぶた」でデビューした。これまで何度もバースデーライブを開催しているが、誕生日当日に開催するのはデビュー26年目にして初めてだった。

会場となった「ずん太」がある新宿区荒木町界隈は、瀬口にとってキャリア初期の原風景とも言える場所だ。上京後に住んだのが新宿区の曙橋で、ライブ会場とは目と鼻の先。歌手デビューするまでは当時四谷にあった文化放送でアルバイトをしており、いつもこのあたりを自転車で移動。上京したばかりの瀬口は「東京にもまだ昭和の雰囲気のある町並みが残っているんだ」と感心したそうだ。さらに2004年からは文化放送『走れ!歌謡曲』で“歌のお姉さん”としてパーソナリティも務めており、馴染みのある場所だった。

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「ずん太」は、こおり健太がオーナーを務める居酒屋&カフェ。2階にはライブステージを設けることもできる。ちょうど1年前に同店で食事をした際、瀬口は「ここでライブが開催できたらいいな」と話していたそうで、今回その夢が実現した形だ。瀬口にとって「ずん太」はふらっと立ち寄れる気軽なお店とのことで、「コロッケが美味しいですが、特製チャーシューがオススメです。こおり健太さんが“店長の気まぐれサラダ”を出してくださったんですが、お野菜の上にチャーシューが乗っていてとっても美味しかったんです。チャーシュー単品もありますので、チャーシューとサラダをセットで頼んでください! あと煮物も美味しい」と、お気に入りだ。

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ライブは、地元の須磨を舞台にした20周年記念曲「須磨の雨」からスタート。「皆様こんばんは。“瀬口侑希生誕祭”へ、ようこそおいでくださいました。今日2026年5月15日に・・・何歳だっけ?・・・15歳になりました(笑)。初めて自分の誕生日当日にこうして皆様にお祝いしていただけることになりました。この幸せをかみしめながら今日は歌わせていただきます」と挨拶し、会場からは温かい拍手が送られた。

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「デビュー当時は25周年という歌手像をひとつも描いていませんでしたが、振り返ると感謝の想い出がいっぱいです」と感慨深げに語り、続いては2024年9月リリースの25周年記念曲「幸せに遠い岬」を披露。さらに「23歳の頃、このあたりを自転車で走り回っていた時には、こんなにも様々な歌をいただけるとは思っていませんでした」と振り返りながら、「三春の桜」「おけさ恋歌」「津軽の春」「不如帰」をメドレーで歌い上げた。

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また、カバー曲のコーナーでは、故郷が舞台の「そして神戸」、父が好きだったというテレサ・テンの「つぐない」、そしてデビュー当時よく荒木町界隈で食事に誘ってくれたという渡辺真知子の「迷い道」を披露し、それぞれの曲にまつわる思い出をファンと共有した。

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瀬口侑希(左)とヴィオラ奏者の河野理恵子。河野は瀬口の作品にもオケの演奏で参加している。

中盤には、高校生の時に弦楽部で演奏していたというヴィオラの演奏を披露。昨年のデビュー25周年コンサートを機に一念発起して練習を再開し、現在も向き合い続けている。この日は、瀬口の作品でもヴィオラ演奏で参加しており、指導も務めるヴィオラ奏者の河野理恵子をステージに迎えた。(河野は5歳からバイオリンを始め、高校でヴィオラに転向。東京藝術大学・音楽学部器楽科ヴィオラ専攻を卒業し、以降も多くの著名ヴィオラ奏者に師事。現在はソリストとして活躍するほか、東京室内管弦楽団の首席奏者も務めている)

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河野理恵子の「ハッピーバースデートゥーユー」の演奏に、驚く瀬口侑希

最初の演奏曲はバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」の予定だったが、演奏が始まると突如、河野が「ハッピーバースデートゥーユー」を弾き始めるサプライズが。ファンも手拍子で瀬口を祝福し、ステージにはバースデーケーキが運び込まれた。

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瀬口は「あんなに練習してきたのに、あれ? 先生と音が合わないなと思っていたら!」と驚きつつ、「気を遣ってくださってありがとうございます(苦笑)」と、ケーキの上に灯された5本のロウソクを笑顔で吹き消した。さらに、“サウンドマジック”と呼ばれる作・編曲家の若草恵氏が大きな花束を抱えて登場し、瀬口の誕生日を祝った。そして、和やかなサプライズの後は、「主よ、人の望みの喜びよ」、そしてチャイコフスキーの四季から「6月 舟歌」を美しい音色で響かせた。

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ライブ終盤は、その若草氏が編曲を担当した「八尾しぐれ」(2016年)を歌唱。富山県富山市八尾町で江戸時代から300年以上続くお祭り「おわら風の盆」を舞台に、切なく哀しい女性の恋模様が大きなスケールで描かれた楽曲だ。瀬口は「この歌は担当ディレクターが変わって最初の作品で、歌手人生の転機となった大切な曲です。石川さゆりさんもこのお祭りを舞台とした『風の盆恋歌』を歌っておられ、そちらも編曲は若草先生なんですよ」と思い出を語った。

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「そろそろ皆さんお腹が空いた頃でしょう」と笑いかけると、ライブの最後は第58回日本作詩大賞の最優秀新人賞作品に輝いた「二人傘」と、同賞の優秀新人賞作品であるカップリング曲「奪うつもりで愛します」を披露した。

「二人傘」はひとつの傘に寄り添い、心を通わせて生きていく男女の温かな愛情が描かれた幸せ演歌。4月30日に中間発表された「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」のカラオケ特別賞(カラオケ・オブ・ザ・イヤー powered by DAM & JOYSOUND)において、演歌・歌謡曲部門の第3位につけている。

1位の「大阪恋しずく」(水森かおり)、2位の「さだめ船」(岩本公水)に続く好位置におり、瀬口は6月11日に発表される表彰式(演歌・歌謡曲LIVE「最優秀演歌・歌謡曲 楽曲賞 授賞式」)でのさらなる上位ランクインを狙っている。

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「少しは欲を持たないとダメですから、さらなる上位を目指したいな。本当にチャンスが巡ってきたんじゃないかと思っています」と笑顔を見せると、「カラオケでたくさん歌ってください。歌わなくても(番号を)入れてください(笑)」と訴えると、「雨の歌ですが、晴れやかな気持ちでこれからも頑張ります。ファンの皆様のお力で、この作品をもっともっと大きな歌に育ててください」と応援を呼びかけだ。

終始リラックスした雰囲気で進行したライブのあとは、ファンとともに創作和食のディナーを楽しみ、瀬口にとっても忘れられない特別な“夕べ”となった誕生祭。ライブ後には、「新曲発表会を誕生日に開催したことはあるんですが、バースデー企画は初めて。デビュー26年目にして意外なんですが、誕生日当日にファンの方と触れ合うことができました。ライブではついついトークが長くなってしまいました(笑)。今回はご縁のある東京の地でライブを開催させていただきましたが、『二人傘』がもっとヒットしたら、大阪や故郷の神戸でもこうしたイベントが出来たらいいなと思っています」と、うれしそうに語っていた。

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2026年12月3日発売
瀬口侑希「二人傘」
瀬口侑希「二人傘」

「二人傘」
作詩/高城のぼる 作曲/水森英夫 編曲/竹内弘一
c/w「奪うつもりで愛します」
作詩/米塚ひろし 作曲/水森英夫 編曲/竹内弘一
日本クラウン CRCN-8802 ¥1,500(税込)

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