
石川ひとみ、時空を超えた“デュエット”で魅了! 「まちぶせ」発売45周年記念コンサート開催。2年後の50周年へ「もっと歌を磨いていきたい」
1981年の大ヒット曲「まちぶせ」の発売から45年。石川ひとみが4月19日、東京・千代田区の大手町三井ホールにて記念コンサートを開催した。
「石川ひとみ『まちぶせ』発売45周年記念コンサート〜Forever〜」と題されたコンサートのチケットは早々に完売し、500名満席。開場前からホール入口には、彼女の輝きを長年見守り続けてきた往年のファンが長蛇の列を作っていた。
病との闘いや活動休止など、幾多の苦難を乗り越えながらも、いつも明るく前を向き、歌うことを愛し続けてきた石川ひとみ。タイトルに掲げられた「〜Forever〜」には、これからもずっと歌い続けていくという彼女の強い決意と、ファンへの愛が込められていた。

「自分で手洗いしてアイロンをかけました」――歴代衣装の前で語った秘話
開演前、ホワイエにて囲み取材に応じた石川は、白のインナーに黒のキャミソールワンピースという、シックで大人の可愛らしさが漂う装いで登場した。
ホワイエには、1980年代の貴重な衣装を着た等身大パネルや実際のドレスが華やかに展示されていた。「まちぶせ」リリース時の最初の衣装を着たパネルや、NHK紅白歌合戦に初出場した際の紫のワンピース(石川いわく「本当はもっと濃いピンク色に近かったんですけどね」)を着たパネル、「ひとりじめ」を歌った際のオレンジのドレスなど、ファンにとってはたまらない空間だ。

この日、展示された衣裳は石川が自宅で保管していたものだった。
「ちゃんと取っておいたのがすごいと言われますが、ずっと家で畳んでしまってあったんです。今回皆様に見ていただくにあたり、自分でドライマークも洗える洗剤を買ってきて、漬け置きをして丁寧に手洗いしました。いい香りの柔軟剤を使って、最後はアイロンもかけて(笑)。おかげでフワっと甦りましたね」と、はにかみながらほっこりとしたエピソードを披露。体型が当時と変わらないため「お家で洗った時に着てみたら入りました。自分の目の中だけに保存して、自己満足しました」と笑わせた。

4月15日には、「まちぶせ」がリリースされた1981年当時のLP盤サイズのジャケットを復刻した12インチアナログ盤『まちぶせ〜青春の45回転〜』がリリースされたばかり。「デジタルが主流の時代に、アナログ盤に針を落として自分のレコードが聴けるのはうれしいですね。レコードに針を落とす時の緊張感、特有の“ぷちぷち”いう音もいいですよね」と喜びを語った。
18歳の“ひとみちゃん”と時空を超えた夢のコラボレーション
熱気に包まれる中、いよいよコンサートが幕を開ける。
序盤は、デビュー40周年を記念して発売されたオリジナルアルバム『わたしの毎日』(2018年)から、「わたしの毎日」「星のまばたき」「あなたとならば」を立て続けに披露。瑞々しさを全く失わない透明感あふれる歌声が、会場全体を優しく包み込んだ。


続く4曲目からはデビュー曲「右向け右」をはじめ、「くるみ割り人形」「あざやかな微笑み」「ひとりぼっちのサーカス」「秋が燃える」など、NAVレコード時代の、石川ひとみの初期作品8曲のメドレーで畳み掛ける。会場は一気に80年代へとタイムスリップし、客席の熱量も急上昇した。
そして中盤、この日の最大の見せ場が訪れる。スクリーンを使用した演出とともに披露されたのは、今回のアナログ盤にも収録されている「まちぶせ(81-18ver)」だ。
これは「まちぶせ」を歌った18歳当時の石川ひとみと、2018年(40周年当時)の石川ひとみが時空を超えてデュエットした企画作品。オリジナルアルバム『わたしの毎日』に収録されていたが、人前で歌うのは初めてだった。


開演前に、「実は今日、お客様の前で、生でこの子(81年当時の私)と一緒に歌うのは初めてなんです。リハーサルはドキドキしながら頑張りました」と語っていた通り、スクリーンの中の18歳の“ひとみちゃん”と、「まちぶせ」発売45年・デビュー48年目を迎えた現在の石川ひとみによる奇跡のコラボレーションが実現。ファンにとって涙なしでは見られない、感動的なステージとなった。

「まちぶせ」がくれた生きる力、そして未来へ
後半は、ポニーキャニオン時代の楽曲「ひとりじめ」や、「まちぶせ」同様、三木聖子のカバーである「三枚の写真」、さらにダンサブルな「ベリバービリバー」「恋のディスコ」などを軽やかに歌い踊り、会場を大いに盛り上げた。
1981年に「まちぶせ」に出会う前、「この曲がヒットしなかったら歌手をやめよう」と決意していた石川。しかし楽曲は大ヒットし、彼女の人生を大きく変えた。その後、B型肝炎による休業や、現在も膠原病(シェーグレン症候群)と闘う日々が続いている。
会見で「まちぶせ」からの45年を問われると、石川はこう答えていた。
「それはそれはいろいろなことがありましたし、精神的な部分も鍛えられました。生きている原点に戻ることもでき、人生に無駄は何もないんだという日々を作ってきた気がします。この曲は歌う元気をくれる曲、後押しをしてくれる曲。感謝でいっぱいです。この曲に出会えて私は本当に幸せです」
その思いを証明するかのように、終盤では石川自身が作詞に参加した45周年記念アルバムのタイトル曲「笑顔の花」、そして本編のラストに満を持してオリジナルの「まちぶせ」を披露。会場のファン一人ひとりの心に届くように、丁寧に、そして力強く歌い上げた。

アンコールの声援に導かれて再び登場した石川は、「木蘭の涙」をカバーでしっとりと聴かせた後、大ラスに1982年の名曲「君は輝いて天使にみえた」を熱唱。男性目線の“僕”として歌うこの爽やかな楽曲で、記念すべき一夜を笑顔で締めくくった。
4月23日には地元・名古屋のDIAMOND HALLでの凱旋公演も控えている石川ひとみ。「名古屋はふるさと。新幹線に乗って景色を見ているだけで温かい気持ちになり、元気をもらえます。大好きな味噌をつけて食べるご飯も楽しみです」と語っていた。

そして、2年後の2028年にはいよいよデビュー50周年という大きな節目を迎える。
「あと2年で50周年なんて信じられないですけどね。私の人生の中の一つの通過点。その通過点をいつもキラキラさせていられたらいいなと思っています。今までやってきたこと、そして歌をもっともっと磨いていけたら」
何があっても歌うことを諦めず、笑顔の花を咲かせ続けてきた石川ひとみ。彼女の「Forever」な歌声は、これからも世代を超えて私たちの心を照らし続けてくれるはずだ。
2026年4月15日発売
石川ひとみ『まちぶせ〜青春の45回転〜』
(12インチ・45回転アナログレコード)

テイチクエンタテインメント TEJL-5004 ¥4,950(税込)
<side-A>
1.「まちぶせ」
作詞・作曲/荒井由実 編曲/松任谷正隆
2.「懐かしきリフレイン」
作詞/山上路夫 作曲/浜田金吾 編曲/渡辺茂樹
3.「にわか雨」
作詞/岡田冨美子 作曲/西島三重子 編曲/松任谷正隆
<side-B>
1.「恋のディスコ」
作詞・作曲/Cutugno, Pallavincini 訳詞/康珍化 編曲/GAME
2.「さよならの理由」
作詞/竜 真知子 作曲/林 哲司 編曲/林 哲司・山下 正
3.「まちぶせ(81-18バージョン)」
作詞・作曲/荒井由実 編曲/山田直毅 原編曲/松任谷正隆
2026年4月19日発売
DVD「石川ひとみpremium live80’」

SAZAE ¥6,600(税込)
2024年11月29日に羽田ティアットスカイホールで行われた、80年代のオリジナルを中心としたプレミアムライブついにがDVD化!
収録曲
Private Film Star
右向け右
懐かしきリフレイン
夕暮れて
さよならの理由
プリンプリン物語~
空(そら)~
おかあさんのうた~
わたしのそこく
ハッピー・アドベンチャー
三枚の写真
空色のフォトグラフ
くるみ割り人形
夢番地一丁目
笑顔の花
Do You Love Me?
<アンコール>
にわか雨
まちぶせ
らぶ・とりーとめんと
なきまね(bonus track)
【コンサート情報】
石川ひとみ「まちぶせ」発売45周年記念コンサート〜Forever〜追加公演
2026年4月23日(木)名古屋・DIAMOND HALL(ダイアモンドホール)
開場18:00 / 開演18:30







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