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ビリー・バンバ

ビリー・バンバン 弟・菅原孝が「浜口庫之助傑作選 LIVE」に出演。せんだみつおらと笑顔の会見。亡くなった兄・孝に「今、すごく寂しいです」

昭和歌謡の巨匠“ハマクラ”として今なお多くの作品が歌い継がれている浜口庫之助の没後35年・生誕108年を祝うライブが、本日(9月28日)、東京・新宿区のライブハウス「新宿ケントス」で開催され、浜口を師と仰ぐビリー・バンバンの弟・菅原進が出演。去る9月11日に肺炎のため81歳で亡くなった兄・菅原孝への思いを語った。また「笑顔のほうがいいね」と、写真撮影に応じた。

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「浜口庫之助傑作選 LIVE」には進のほか、日本歌手協会の田辺康雄会長や、浜口の夫人で女優・歌手として活躍した渚まゆみ、タレントのせんだみつおなども出演。本番前には進、渚、せんだの3人が記者会見に応じた。

会見の冒頭、進は「9月11日に兄貴が亡くなりました」と静かに報告。「時間が経つとだんだんと兄貴の思い出が蘇ってきて、今すごく寂しいです。この気持ちはもうちょっと続くと思います」と現在の心境を吐露した。

孝は昨年から入院生活を送っていたが、5月に誤嚥性肺炎を患い、回復はならなかった。「入院した当初は会話もできましたが、最後は昏睡状態に。でも、『兄貴、進だよ』と呼びかけると、かすかに反応してくれました」と、闘病中の兄との最期のやりとりを明かした。

続けて、「あんなに優しい人はいませんでした。でも、その逆でとても頑固な一面もあって」と兄の人柄を偲び、「僕ら兄弟はすごい仲が悪かったんです」と告白。「でも兄弟というのは、毎日顔を合わせるからぶつかるのが当たり前。そうやってお互いに勉強になって成長していくんです」と、長年連れ添った兄弟デュオならではの関係性を語った。

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会見に同席した渚まゆみは「主人が亡くなって何十年も経つのに、こうして会を開いてくださり感謝感激です」と話すと、進に「頑張って歌ってね」と寄り添った。

また、ビリー・バンバンがアマチュア時代だった頃の初代メンバーだったせんだみつおは、「このライブは元々、浜口庫之助先生の記念ライブとして、兄の孝さんが亡くなる前から決まっていたものです。そこに孝さんへの追悼の意味合いも加わり、今日という日を迎えられたことに感慨深いものがあります」と明かした。

「お兄さんは人格者で魅力のある方でした。ビリー・バンバンの歌は癒やされますね。お笑いのギャグは消えてしまいますが、歌は残ります。あの時、無理してでもメンバーに残ればよかったなと後悔しています(笑)」と故人を偲んだ。

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ライブでは、菅原進がデビュー曲「白いブランコ」や、坂本冬美のカバーでも知られる「また君に恋している」、浜口庫之助作品から「小さな瞳」「小さな思い出」、そして誰もが知る「バラが咲いた」をカバーして熱唱した。

デビュー曲「白いブランコ」は、「隣に兄貴がいるつもりで歌います。兄貴がハモってくれますから」と、天国の兄へ思いを馳せながら披露された。また、マイク真木のヒット曲として知られる「バラが咲いた」は、元々ビリー・バンバンが歌うはずだったが、「(マイク眞木に)持っていかれちゃったんです」と、秘話も明かした。

ライブではこのほか、高田恭子、森一馬、YUMINAも出演し、浜口庫之助が残した数々の流行歌を歌い上げた。

今後の活動について問われた菅原進は「これからは“菅原進”として、兄貴の分まで声が出る限り歌っていきたい」と、ビリー・バンバンの看板を背負いながらソロで歌い継いでいく決意を示した。

ビリー・バンバン

「ビリー・バンバン」は浜口庫之助の門下生だった菅原進が兄・孝らと結成。アマチュアバンド時代には、パーカッションとしてせんだみつおが在籍していた。1969年には孝と進による兄弟デュオとして再結成、「白いブランコ」でデビューした。同曲は恩師の自宅庭先にあった白いブランコに着想を得て、進がアマチュア時代に初めて作曲した作品だった。デビュー後は男性デュオの草分けとして大活躍したが、9月11日に兄の孝が他界した。

一方、“ハマクラ”の愛称として親しまれた浜口庫之助は、誰もが口ずさみたくなる流行歌を多数生み出した昭和歌謡の巨匠。1917年7月に兵庫県に生まれ、大学卒業後に海外赴任。帰国後はハワイアンバンドを結成して活躍するが、バンド解散後に作詞・作曲家として活動を開始。1959年にスリー・キャッツの「黄色いさくらんぼ」(作曲)、守屋浩の「僕は泣いちっち」(作詞作曲)を大ヒットさせる。その後も、西郷輝彦「星のフラメンコ」、マイク真木「バラが咲いた」、にしきのあきら「空に太陽がある限り」、島倉千代子「人生いろいろ」などヒット曲を続々と発表。サントリーやトヨタ自動車、ロッテ、花王、カルビーなどの名だたる企業のCMソングや映画音楽も手がけるなど多方面で活躍したが、1990年12月2日、73歳で逝去した。

また、NHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』(2007年)では、サザンオールスターズの桑田佳祐が浜口を演じたことでも話題となった。

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