アンジェラ・アキ

アンジェラ・アキ、11年ぶりの全国ツアーを完走。「約束通り戻ってきました!」ファンと再会の歓喜

アンジェラ・アキが8月10日、東京国際フォーラム ホールAで全国ツアー「アンジェラ・アキ Tour 2025 -Eleven-」のファイナル公演を開催。7月21日に自身の故郷・徳島県(徳島あわぎんホール (徳島県郷土文化会館))を皮切りにスタートした全国10都市10公演を終了した。

本ツアーは、2014年8月4日に日本武道館で行われた活動休止前最後の公演以来、実に11年ぶり。オープニングでアンジェラが「東京の皆さん、ただいま! 11年前に日本武道館でお別れして、約束通り戻ってきました!」と第一声を放つと、この日を待ちわびた満員の客席から割れんばかりの拍手と歓声が送られた。「懐かしいTシャツを着ている人もいますね!」と客席に笑顔を向け、ライブは感動的な雰囲気のなかで幕を開けた。

アンジェラ・アキ

ライブでは、「手紙 ~拝啓 十五の君へ〜」「This Love」といった代表曲に加え、多彩な楽曲が披露された。ミュージカル『この世界の片隅に』のために書き下ろし、自身が歌唱するのは初となる「この世界のあちこちに」。さらに、鈴木雅之への提供曲「ポラリス」のセルフカバーや、未発表の新曲もパフォーマンス。単なるベスト盤的な内容に留まらず、ミュージカル音楽作家としての経験を経て進化した「現在進行形」のアンジェラ・アキを体現する、充実したステージとなった。

アンジェラ・アキ

ライブ終盤、万感の思いを込めてこう語る。「みんなは今日の歌を聞きながら、どんな景色を見ているのかなって思っていました。わたしは、それぞれの曲を作った10代、20代、30代の自分に舞い戻って、すごくグッときました」。ファンと共有した時間への感謝と感動をストレートに伝えた。

今回のツアーは、バンド編成(7公演)とピアノ弾き語り(3公演)という2つのスタイルで構成されたことも特筆すべき点だ。ダイナミックなバンドサウンドと、繊細なピアノの音色と歌声だけで魅せる弾き語り。その両方を堪能できるのは、彼女ならではの試みと言えるだろう。

2024年にミュージカル音楽作家という新たなスキルを携えて日本での活動を再開し、メジャーデビュー20周年の節目となる2025年に実現した今回のツアー。シンガー・ソングライターとして、そして表現者としてさらなる深みを増したアンジェラ・アキが、これからどんな音楽を届けてくれるのか。今後の活動から目が離せない。

写真=上飯坂一

セットリスト
(2025年8月10日 @東京国際フォーラム ホールA)
M1 「この世界のあちこちに」
M2 「名前」(大原櫻子提供曲)
M3 「This Love」
M4 「心の戦士」
M5 「ポラリス」 (鈴木雅之提供曲)
M6 「花まつり」
M7 「自由の色」
M8 「記憶の器」
M9 「美人」(ちゃんみなカバー)
M10 「ガーデン」(藤井風カバー)
M11 「Forgiveness」(未発表新曲)
M12 「輝く人」
M13 「手紙 ~拝啓 十五の君へ〜」
M14 「Rain」
M15 「始まりのバラード」
M16 「Pledge」
《アンコール》
EN1 「サクラ色」
EN2 「HOME」