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夏川りみ

夏川りみが高野山 東京別院でデビュー25周年記念ファンクラブコンサート。配信前の新曲「詩、歌、唄」を初披露

沖縄・石垣島の出身で、国民的大ヒット曲「涙そうそう」などで知られる夏川りみが5月19日、東京・港区の高野山 東京別院でデビュー25周年記念ファンクラブコンサートを開いた。

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1999年5月21日、夏川りみとしてシングル「夕映えにゆれて」でビクターエンタテインメントからデビューした彼女は、2001年発売の第3弾シングル「涙そうそう」が大ヒット。NHK紅白歌合戦にも数多く出場し、毎年行っている全国ツアーでは多くのファンを魅了している。

「25周年を迎えることができて、すごく幸せを感じていますし、いつも応援してくださる皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。小さいときから歌手になることを夢見てきたので、これからも大好きな歌で多くの人たちの心を元気に、そして幸せにできたらいいですね」

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「高野山 東京別院」は、高野山真言宗総本山金剛峯寺の別院で、首都圏における「大師信仰」の教化の拠点として多くの人々の心のよりどころとして長い歴史を刻んでいる。「これまでにも何度かお寺で歌ったことはありますが、今回は25周年を記念して、縁結びのお寺としても知られているこのお寺が素敵だったので、ぜひ歌わせていただきたいと思いました」

同所で歌うことになった夏川はこの日、ファンクラブ会員を対象にしたスペシャルコンサートを開催し、「見に来てくださった方々に元気や癒やしを感じていただけるようなコンサートにしたい」と意気込んだ。

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約100人の熱烈なファンが詰めかける中、三線を弾きながら代表曲「涙そうそう」をはじめ、「童神~ヤマトグチ~」「永遠の月(月亮代表我的心)」、森山直太朗のカバー曲「さくら(独唱)」、「会いたい(想你)」「愛さ生まり島」を歌唱し、加えて25周年を機に制作され、5月22日に配信リリースされる新曲「詩、歌、唄」(うた、うた、うた)の全7曲を熱唱した。

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夏川は「歌詞の中に、歌に救われていまがあるみたいな内容があるのですが、もうダメかなと諦めていたとき、カラオケで大好きな歌を歌いながら違う世界観に入っていくことができて、『歌っていいな』と歌に助けられた経験がある」そうで、「自分に言い聞かせるようなつもりで聴いている人にもこの歌の魅力を届けられたら」と、「詩、歌、唄」への思いを語っていた。

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スタッフからお祝いの赤い花束が贈られた夏川は、会場となった本堂の入口に立ってファン一人ひとりに直筆のサイン入りポストカードを手渡し、そのサプライズにファンは大喜びだった。

「『涙そうそう』との出合いがなかったらこの25周年はなかったと思います。でも、25年たったいまも新人のつもりでいます。これからもずっと歌い続けていきたいですし、沖縄の島唄だけのアルバムを作ってみたい。改めて、三線も習いにいきたい。そして、これからも皆さんへの感謝の気持ちを忘れずに一人でも多くの方に生の声を届けていきたいと思っています」

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なお、夏川は6月29日の神奈川・関内ホールを皮切りに、7月15日に大阪・森ノ宮ピロティホール、同20日に兵庫・神戸新聞松方ホール、同26日に東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールで「夏川りみ 25th Anniversary“たびぐくる”プレミアムコンサート」を開催する。その後、8月18日の佐賀・佐賀市文化会館から「夏川りみ 25th Anniversary“たびぐくる”アコースティックコンサート」がスタートする予定だ。