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岩波理恵

岩波理恵が51歳のバースデーライブでミニのワンピース姿を披露。ファンからの最高のプレゼントに号泣。

岩波理恵が母の日でもある5月12日、東京・渋谷区のライブハウス「Shibuya gee-ge(渋谷ジージ)」でバースデーライブを開催。オリジナル曲はもちろん、SNSで歌唱し人気となっている昭和歌謡も満載のプログラムで観客を楽しませると、「今日はこんなにもたくさんのお客さんにお越しいただいて、最高のプレゼントになりました」と感謝した。そして、アンコールでは気持ちを抑えることなく涙した岩波は、「心を癒やせるような歌手になりたい」と決意を述べた。

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元・国内線客室乗務員という経歴を持つ岩波理恵は、2012年2月に「こころ こわれそう」でメジャーデビューを果たし、現在、シングル「愛が眠るまで」がロングヒット中だ。同曲は、愛の終わりを切々と歌った昭和歌謡のムードが色濃く漂うミディアムバラードとなっており、カップリングではテレサ・テンの「ジェルソミーナの歩いた道」をカバーしている。昭和歌謡が大好きで、ライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」では「🐰岩波理恵🌈昭和歌謡🥞」チャンネルを立ち上げ、シンガーソングライバーとして80年代~90年代の昭和歌謡を中心に歌っている。

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チケットが完売となった「岩波理恵バースデーライブ」。MCを務めたお笑い芸人 アナログタロウの呼び込みで登場した岩波理恵は、メジャーデビュー曲のカップリング「いつも会いたくなる人」からステージをスタートさせた。2日後の5月14日に51歳を迎える岩波は、「最高にうれしいです」とファンに呼びかけると、今日は直接、「ありがとう」の気持ちを伝えたかったと吐露した。

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「流星エアポート」「ベットじゃなくても」「こんな夜はせつなくて」「人生に恋をして」と次々にオリジナル曲を披露していくと、根強い人気曲「ハローアゲイン」で前半を締めた。

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人生100年時代と言われる。岩波は年齢を隠さない。「『もう年だから』とか年齢で何かを諦めるのではなくて、思いっきり自由に生きて行けたら素敵だと思います。人として歌手として、年齢にとらわれずに前向きに生きていたいねっていう思いを皆さんに伝えていきたい」と、夢・目標を口にしていた。

岩波理恵

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ライブの後半は年齢を感じさせないミニのワンピース姿を披露すると、2020年にリリースした「うさぎ」とそのカップリング曲「夢花火」をロックバージョンで聴かせた。ここからはベンチャーズや寺内タケシ、加山雄三といったエレキインストをフューチャーする実力派バンド B.C.Vが演奏で岩波を支える。

岩波理恵

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「小学生の卒業文集に夢は”歌手”だと書きました。でも、本当は松田聖子さんや中森明菜さんのような”アイドル歌手”になることでした。80年代のアイドルに憧れていました。昭和歌謡がブームになっていますが、私にとっては神のようなふたりです」

岩波理恵

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岩波は松田聖子のヒット曲から「チェリーブラッサム」を、中森明菜の代表曲から「北ウイング」を聴かせると、最新曲をしっとりと聴かせた。

岩波にとって松田聖子や中森明菜といった80年代のアイドルが神なら、「私も皆さんにとっての神だと思っていただけるように歌っていきたい。皆さんがCDを買ってくださるその一枚が私の勇気になっています。次の新曲につなげるためにもこの曲を全国へ届けて行きたいと思います」と、ロングヒット中の「愛が眠るまで」を披露すると、再びライブは昭和歌謡の世界へ。

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次に岩波が選曲したのは、新御三家として老若男女に愛された西城秀樹の「傷だらけのローラ」だった。 B.C.Vの小山将平はバンド活動と並行して多くのアーティストのバックバンドを務めているが、西城秀樹もそのひとりだった。

岩波は B.C.Vによる極上のサウンドに乗って、ときに髪を振り乱しながら激しく「傷だらけのローラ」を熱唱すると、観客も”ローラ~”と掛け声で応えていた。

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「(私は)ヒデキじゃないですよ。でも、楽曲の力のすごさを感じました。歌っているのは私なんですが、『ヒデキ、ありがとう』という声が聞こえました(笑)」。

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5月12日は母の日だった。岩波は”母の日になれば ミズキの葉 贈って下さい”という言葉が歌われる一青窈の「ハナミズキ」を歌った。歌う前、長野に住む母親にカーネーションを贈ったところ、なぜか父親から届いたよという連絡があったというエピソードでファンを笑わせていたが、「皆さんと、皆さんにとっての大切な人を思って歌った」(岩波)。

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岩波は昨年のバースデーライブでも挑戦した氷川きよしの「限界突破×サバイバー」を激しく歌うと、最後は松浦亜弥が歌った「風信子(ヒヤシンス)」で締めた。谷村新司が作詞作曲した同曲は、テレビ番組のエンディング曲として採用されたが、”ありがとう あなたがくれたすべてにありがとう”という歌詞に岩波の思いが凝縮されていた。

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「たくさんの思いを詰め込みましたが、あっという間でした。皆さんのおかげで5月14日には51歳になります。今までやってこられたのは、挫けそうなときも支えてくれたファンの皆さんのおかげです。人生100年と言われる時代です。折り返し地点のはじめの一歩になりますが、今日はその一歩を大きく踏み出せたような気がします」

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現在、岩波の母は体調を悪くしている父の看病に忙しいという。母自身も足が痛くて、出かけるのも億劫になるほど。岩波は母を心配し、「たまには趣味のことでもやってゆっくりしてね」と労ったそうだが、母はこう返してきたという。

「お母さんはこれまでずっとお父さんに自由にさせてもらったから、これからはお父さんのために生きていく」

母のその言葉を聞いたとき、岩波は「母は強いな。私はまだまだだな」と思った。そして、「いままでファンのみんなに支えてもらっていたから、これからは私がお返ししていく人生を頑張りたい」と強く感じたという。

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岩波はアンコールの声に、「父のように、母のように、兄妹のように私を支えてくれた皆さん! 私と出会ってくれて、365日の今日を一緒に過ごしてくれてありがとうございました。最高のバースデーになりました」と応えた。

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「今日は絶対に泣かないと決めてきましたが、でも、ダメです」。岩波は涙を見せながらも、『ファーストアルバム~ありがとう~』の中に収録された「手紙~ありがとう~」をアンコール曲として歌うと、照明の落ちた会場には、NHK連続テレビ小説『あさが来た』の主題歌にもなったAKB48の「365日の紙飛行機」がBGMとして流れてきた。

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BGMは「岩波理恵バースデーライブ」の余韻だったが、ファンがそのBGMに合わせて合唱し、岩波を労った。「Pococha」での配信ライブの最後にいつも岩波が歌っている「365日の紙飛行機」。暗闇の中から聞こえてくるファンの歌声。最高のプレゼントに岩波は声を出して泣いた。

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「うれしいときはうれしいし、泣きたいときは泣く。みっともないかもしれないけど、そのままの自分をみてほしい」。

ライブ後、岩波はそんなふうに語っていたが、「これからも私のそばで支えてください。その気持ちで、どこまでもどこまでも頑張れます。私の夢の旅を皆さんとご一緒に! 私の夢の旅を楽しんでください」とファンに呼びかけた。「皆さんとの絆を大切に。そして、おひとりおひとりとつながった手が、やがて大きな輪になればいいな」。

 


2022年7月6日発売
岩波理恵「愛が眠るまで」
岩波理恵

「愛が眠るまで」
作詞/渡辺なつみ 作曲/向井浩二 編曲/猪股義周
c/w「ジェルソミーナの歩いた道」
作詞/門谷憲二 作曲/丹波応樹 編曲/猪股義周
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91432 ¥1,350(税込)