寺西優真が主演映画の舞台挨拶で92歳の大村崑を祝福！　映画『SPELL』第２章が公開され、プロスケーター安藤美姫や元宝塚スターの鳳翔大ら共演者も登壇

2023.11.11

歌手の寺西優真と俳優の大村崑がW主演を務めることで話題の映画『SPELL～呪いは、終わらない～第２章』（寺西一浩監督）が11月10日に公開され、同日、東京・豊島区の新文芸座で上映前に舞台挨拶が行われた。この舞台挨拶では、寺西優真が大村崑の92歳のバースデーを祝福する場面も見られた。

同映画は寺西監督によるホラーサスペンスシリーズの第２章。霊能者一家・馬飼野家が霊現象に挑む姿を描いており、寺西優真は霊能者の馬飼野俊平、大村崑は俊平の祖父・霊山を演じている。

寺西優真

▲舞台挨拶に登壇した出演者たち。左から寺西一浩監督、GOD、SIZUKU、大村崑、寺西優真、安藤美姫、鳳翔大、北條透子、原田翔太。『SPELL』第一章同様、声の出演となったGODは「僕は第一章も今回の第二章も出ていません。声でございます。第二章は悪魔の声です。以上です（笑）」とコメント。SIZUKUは「前作よりも怖さがパワーアップしています。素敵な作品なのでぜひ、楽しんでください」、原田翔太は「僕のやっている政治家秘書は嫌なやつを煮詰めたような役柄です。そんな嫌みっぷりも楽しんで見てください」とそれぞれ挨拶した。また北條透子は馬飼野俊平（寺西優真）の母親役を演じた。

舞台挨拶には主演の寺西優真と大村崑のほか、フィギュアスケートの元世界女王で、プロスケーターの安藤美姫や、元宝塚スターの鳳翔大、北條透子、SIZUKU、GOD、原田翔太、寺西一浩監督も登壇した。安藤と鳳は本作で銀幕デビューを飾った。

寺西優真

主演の寺西優真は、霊能者として過去へ移動することができる役柄だが、この映画を通じて、「人が過去に戻れる能力をもったなら、果たして人はどんな人生を歩むのか？」と考えさせられる映画でもあると話した。

大村崑

同じく主演を務めた大村崑はそんな寺西について、「こういう二枚目の顔はなかなか見られなかった。男前だし、賢いし、笑ってもかわいいし。そういう表情がいっぱい（映画に）出てきて、大きなスクリーンのアップで見られるっていうのは、なかなかみなさん良いでしょう。（役柄では祖父と孫の関係ですが）私も（試写会で）見ていて、小さく拍手しました」と語り、寺西のスター性をべた褒めしていた。

ただ、見所については「まあ、あそこでしょうね。でも、言えません。言っちゃうと面白さが半減しますから」と、ぜひ、劇場で確かめてほしいと話した。

安藤美姫

映画初出演となった安藤美姫は、俊平の学生時代の同級生・瑠璃を演じたが、「実はホラーがメチャクチャ苦手です。普段と違い、今回は言葉を通じてメッセージを届けるので、台詞を言うのに緊張しました」と明かしたが、見所については、大村の発言を受けて、「そうですね。あそこでしょうね（笑）。でも、サスペンスなので言えないです」と笑いを誘うと、「皆さんが感じる場面、心に残る場面が見所になると思うので、第六感を働かせて感じてください！」と呼びかけた。

鳳翔大

鳳翔大は、呪われた政治家の娘を演じ、亡くなった父親の地盤を引き継ぎ出馬することなる役柄を演じたが、安藤同様、ホラー映画が苦手。「試写をまだ見ていないのですが、怖いらしいですね。本当に怖いの無理なんです（苦笑）」と寺西監督に詰め寄る場面も！？　「怖くないと聞いていたのに、撮影でも怖い撮影があり、かなりビビっていました。でも、ホラーに意欲的に取り組みました」と告白したが、寺西監督は「怖くないですから」と弁明していた。

寺西優真

また、舞台挨拶では11月1日に92歳の誕生日を迎えた大村崑をサプライズでお祝いする場面があり、寺西優真が特大のバースデーケーキを持って現れ、会場からも拍手が贈られた。大村崑はこの映画の撮影時は90歳。日本映画最高齢による主演となっている。誕生日を祝福された大村崑は、長年CMを務め、流行語にもなった「元気ハツラツ！オロナミンC」と、笑顔で健康をアピールした。

寺西一浩監督／脚本
霊能者・馬飼野俊平の事件簿シリーズ
「SPELL～呪われたら、終わり～」公式HP
https://spell2023.com/

映画『SPELL』第2章予告編

映画『SPELL』は、霊能者一家・馬飼野家に悪霊を退治してほしいと相談を持ち掛けた依頼者の家で数々の不思議な現象が起こり、その霊現象の謎と解決に挑むホラーサスペンス。寺西優真と大村崑がW主演を務める。『SPELL ～呪いは、終わらない～第２章』では安藤美姫、鳳翔大、三崎優太ら豪華キャストが本作で銀幕デビューを飾る。また、第１章、第２章の主題歌「君を愛するだけ」は、ヒットメーカー市川喜康氏が作詞、マシコタツロウ氏が作曲。主演の寺西優真が歌唱する。同曲は寺西優真のワーナーミュージック・ジャパン移籍第１弾曲として9月17日にリリースされた。さらに、『SPELL』第三章の制作も決定し、すでにクランクアップ。2024年の公開が予定されている。

映画『SPELL』は、東京・新文芸坐ほかMOVIX柏の葉（千葉）、MOVIX三好（愛知）、MOVIX堺（大阪）、熊本ピカデリー（松竹マルチプレックスシアターズ）で11月10日からロードショーされた。