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花園直道

芸能生活20周年の花園直道がバースデーディナーショーで新曲を初披露。8分に及ぶ「宿命」では拍手喝采の舞。来春の明治座公演へ弾み!

日舞パフォーマーの花園直道が8月8日、東京・目黒区のホテル雅叙園東京でバースデーディナーショーを開催した。

「こんなにもたくさんのお客様にお越しいただきました。“直道!” “ ”直ちゃん!“と、皆様から声援をいただいています。(コロナ禍も落ち着き)やっと声援をいただけるようになりました」と笑顔をみせると、大勢のファンに見守られながら、10月4日に発売予定の芸能生活20周年記念曲「キトアイラク」「Let’s walk together」を初披露。またMIKAGE PROJECTとのコラボでは、舞や三味線を演奏し観客を楽しませた。

花園直道

1988年8月19日生まれの花園直道。幼い頃から古典舞踊に親しみ、12歳から坂東流に舞踊を学び、14歳で津軽三味線を習う。日舞パフォーマーとして活躍するかたわら、近年は日本舞踊とダンスを融合させた新しいジャンル「JPN dance」を提唱。JPN dance協会の会長として、パフォーマーの育成とその普及に力を注ぐ。歌手としては2011年に「古の花(いにしえのはな)」でメジャーデビュー。今年10月に芸能生活20周年記念曲「キトアイラク」「Let’s wail together」をリリース予定。

15歳の時に舞踊家として初舞台に立った花園は今年、芸能生活20周年イヤーを迎えている。来年4月18~19日には、悲願だった東京・明治座での記念公演も決まり、ファンに感謝しながらもうれしい報告ができた。

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同記念公演にも全日出演し、花園率いるJPN dance協会のスペシャルサポーターを務めるデヴィ・スカルノさん、ブライダルデザイナーの桂由美さんらVIPも花園のパフォーマンスを堪能し、最後は観客全員で「希望の詩~立ち上がれニッポン~」。頭上でタオルを回しながら、花園ほか出演者、観客がひとつになった。

これからも皆様と一緒に歩んでいけますように

花園直道

「1年ぶりに同じ会場でバースデーディナーショーを開催できることを本当に幸せに思っています。早いもので(8月19日に)35歳となります。15歳の時に初めてプロとしてステージに立ちました。今年は芸能生活20周年イヤーに入っておりまして、一際気合いが入っています。今日は、心に残る和のエンターテインメントをたっぷりとお届けしたいと思います」

サッカー日本代表のテーマ曲「クエスチョン・オブ・オナー」(サラ・ブライトマン)の曲に乗って客席から登場した花園直道は、ステージに立つと、MIKAGE PROJECTの3人を呼び出し、彼らの演奏で「黒田節」を舞うと、続けて4枚目のシングル「百花繚乱~Blossom」を披露した。

花園直道

MIKAGE PROJECTは和楽器の一流奏者で結成されたユニット。それぞれが個人でも活躍するが、佐藤公基(尺八)、浅野祥(三味線)、本間貴士(箏)の3人が和楽器を駆使して、民謡を始めとして世界の民族音楽を現代感覚で作編曲し発表している。

「今日はMIKAGE PROJECTの皆さんが駆けつけてくれました。心強いです。祥さんとは昔からの付き合いで、何かあると力を貸していただいています」

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花園は、MIKAGE PROJECTの歌と演奏で届けられるオリジナル曲「まんず秋田」「チャグチャグ馬コ」で舞うと、日舞パフォーマーとして世界で踊ってきた花園らしく、「エル・チョクロ」(タンゴ)~「エル・フラメンコ」といった世界の民族音楽を情熱的に舞で表現した。

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さらにMIKAGE PROJECTとは演奏でも共演。津軽三味線を叩き、ジャズの名曲「シング・シング・シング」や、ザ・ベンチャーズの「パイプライン」を和楽器の音色で響かせた。

花園直道

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「海外でも活躍している皆さんと演奏できて幸せです」

MIKAGE PROJECTとのコラボでステージを熱くした花園のステージ。圧巻は終盤、日本舞踊家の花柳琴臣とともに披露した約8分にも及ぶ舞だった。

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今年4月に国立劇場大劇場で行われた日本舞踊 五月流の公演に特別出演し、そこで初披露し、大喝采を浴びた「宿命」をバースデーディナーショーで再演したのだ。

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「宿命」は松本清張・原作のミステリー映画『砂の器』(1974年)のテーマ曲だ。病身の親とその息子が差別を受けながら日本を縦断する姿。バックには暗い過去を持つ人気作曲家による「宿命」が流れたシーンに多くの人が涙した。

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そんな「宿命」を花園流に解釈・アレンジし、互いに信頼ができなくなった時代に希望の光を届けたいという願いが込められた。

素晴らしい舞で魅了した花園は、客席ラウンドでファンとの時間を楽しむと、うれしい2つの報告をした。ひとつはこの日から予約がスタートした新曲のリリース。もうひとつは来春、念願だった明治座での公演が決まったこと。花園はファンに直接、伝えられることを喜んでいた。

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新曲は両A面シングル「キトアイラク/Let’s walk together」。芸能生活20周年曲としてつくられ、10月4日に発売される。

花園の「百花繚乱~Blossom」を担当した相田毅・作詞、池毅・作編曲による「キトアイラク」は、“喜怒哀楽に 怒をとれば 喜と哀楽に なりにけり”というフレーズで始まり、“憎む心に 咲く花は ないさ”と伝えるメッセージ性の強い作品。

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「今、いろんな争いが世界中で起きていますが、手と手を取り合って、人間同士仲良くしていこうという思いが込められています。花園直道らしい和テイストな、アップテンポなカッコいい曲」(花園)になっており、MIKAGE PROJECTの浅野祥が三味線の演奏で参加している。

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一方、「Let’s walk together」は花園のボイストレーナーでもある、シンガーソングライター・向井浩二による楽曲。花園が戦い、もがいてきた芸能生活20年をなぞるような作品で、花園が都度都度感じていた思い、心情が綴られている。花園のこれまでの作品にはない等身大の歌となり、かつ「キトアイラク」とは異なり、洋テイストな応援歌となっている。

「向井先生が私の20年分の思いをすべて歌詞にしてくださいました。そして、壮大なメロディーをつけてくださいました」

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バースデーディナーショーでの歌唱が初披露とのことで、「ドキドキですが、心を込めて歌わせていただきます」と花園。赤を基調とした力強く、歌詞が文様としてデザインされた和装新曲衣裳で「キトアイラク」を歌うと、この日のラストソングとして「Let’s walk together」を、ブライダルデザイナー 桂由美さんがデザインし、この日のためにプレゼントしてくれたという燕尾服姿で感動的に歌いきった。

そして、明治座公演。来年4月18日~19日に3公演が行われる「花園直道 芸能生活20周年記念公演 花園城だよ! 全員集合」は、花園にとっての一大イベント。デヴィ・スカルノ夫人や松井誠、竜小太郎、大川良太郎、門戸竜二のほか、角田信朗や太鼓演奏家の山部泰嗣、MIKAGE PROJECT、JPN dance協会のメンバーらも舞台に上がり、過去最大規模の“花園城”が届けられる。

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「花園直道 芸能生活20周年記念公演 花園城だよ! 全員集合」

また、「花園直道 芸能生活20周年記念公演 花園城だよ! 全員集合」には、歌手仲間からは現時点で13人が出演する。

全公演に登場する田中あいみ、パク・ジュニョン、藤井香愛、彩青(五十音順)のほか、公演ごとに多くの若手歌手が友情出演して花園城に華を添える。8月25日より会員向け先行予約がスタートし、9月4日朝9時より、花園直道関係チケットの一般販売が始まる。(※出演者先行予約、明治座友の会、一般販売は2024年1月以降随時スタート)

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アンコールは花園のステージではお馴染みとなった「希望の詩~立ち上がれニッポン~」。2021年に花園の5枚目のシングルとして、格闘家・角田信朗との異色コラボでリリースされた、逆境を跳ね返し鼓舞する楽曲だ。会場にいる全員がタオルを頭上で回しながら、心をひとつにしていた。

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ここに一葉の写真がある。バースデーディナーショーの参加者にプレゼントされた花園のポートレート写真だ。新曲のタイトルにもなった「Let’s walk together」と書かれている。

「これからも皆様と一緒に歩んでいけますように。ありがとうございました!」。芸能生活20周年を迎えた花園の願い、そのために全力で進むという決意だった。

 

▶花園直道 公式ホームページ
新曲やイベントスケジュールなどの更新情報や問い合わせは、花園直道 公式ホームページへ。

 


2023年10月4日発売
芸能生活20年記念! 両A面シングル
花園直道「キトアイラク/Let’s walk together」

「キトアイラク」
作詞/相田毅 作曲/池毅 編曲/池毅
「Let’s walk together」
作詞/向井浩二 作曲/向井浩二 編曲/矢田部正
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91532 ¥1,500(税込)

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