福田こうへい、7カ月ぶりのコンサート「皆様は“Go To こうへい”で楽しんで」

 

福田こうへいが9月24日、愛知県・名古屋市の日本特殊陶業市民会館フォレストホールで、「福田こうへい ソーシャルディスタンスコンサート2020」を開催した。

コロナ禍以前、福田が観客の前に立ったのは、2月26日の千葉県・浦安市文化会館のコンサートが最後だった。その日以降、60もの会場で行われるはずだった約100公演が、中止や延期を余儀なくされた。

7カ月ぶりとなる今回のコンサートは、6月に予定されていたコンサートの振替公演として、「ソーシャルディスタンスコンサート」と名付けられ、熱烈なファンからの要望と、万全のコロナ対策をとり実施したい、という関係者の熱意で実現。公演は本来1回だったが、2回公演にして客席は半分に、観客には検温、マスクの着用、かけ声禁止などさまざまな協力を依頼して行われた。

9月21日に44歳の誕生日を迎えたばかりの福田は、市松模様に着席している1000人の観客を前に、「コロナの影響でままならない状況が続いていますが、今日の皆様は、『Go To  こうへい』で楽しんでください」と、211日ぶりとなるステージでも変わらぬユーモアたっぷりのトークで会場を沸かせ、そして、変わらぬ伸びやかで突き抜けるような豪快な歌声で、全19曲を熱唱した。

オープニングは、粋な股旅姿で颯爽と登場し、昔から時代劇が大好きだったという福田にとって待望の股旅ものとなった、今年6月に発売したシングルから「あれが沓掛時次郎」でスタートを切った。

その後は、福田の原点である民謡の数々、記念すべきデビュー曲で大ヒットした「南部蝉しぐれ」、最新曲「筑波の寛太郎」などを披露した。

後半は、華麗に鮮やかなブルーのスーツ姿で登場し、千 昌夫の「星影のワルツ」や昭和の流行歌の名曲「岸壁の母」、オリジナルから「北限海峡」(2017年)、「北の出世船」(2016年)と歌いつなぎ、アンコールに応えて「みちのく祭り唄」を披露して、盛大なエンディングを迎えた。

 

「福田こうへいソーシャルディスタンスコンサート2020」は、10月31日に岩手県・奥州市文化会館Zホール、11月にも岩手県内2カ所で行われることが決定している。
詳細は、下記まで。
福田こうへいオフィシャルウェブサイト


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福田こうへい 股旅宣言


2020年6月10日発売
福田こうへい
「筑波の寛太郎/あれが沓掛時次郎」

「筑波の寛太郎」
作詞/松岡弘一 作曲/水森英夫 編曲/伊戸 のりお
「あれが沓掛時次郎」
作詞/松岡弘一 作曲/水森英夫 編曲/伊戸 のりお
キングレコード KICM-30982 ¥1,273+税