竹島宏がバースデーライブで「皆さまの心に、44本のバラの花束を贈ります」と、ファンとの不変の愛を誓う
竹島宏が8月21日、東京・文京区のホテル椿山荘東京で「竹島宏バースデーライブ2022」を開催し、ファンとの不変の愛を誓った。
バンドの演奏が始まると、煌びやかな黒のジャケットに身を包んだ竹島が登場し、「あなたは僕の夢だった」「秋の陽だまり」「夢の振り子」と3曲続けて披露し、ライブが幕開けした。
「夢の振り子」では、会場の手拍子に合わせて軽やかなステップでステージを駆け巡り、ラストには勢いのある4回ターンを披露。開始直後から会場の熱気は最高潮となった。
「コロナ禍でいろいろなことを悩み、考え抜き、真っ新な気持ちで先日『一枚の切符』という作品を発表しました。いつも皆様の応援が励みになっています。今日も、こうしてコンサートに来ていただきうれしく思います。今日は、皆さまにドキドキワクワクしていただけるようなアレンジをご用意しています。ごゆっくりお過ごしください」
そうあいさつすると竹島は、ボサノバ調のアレンジが心地良い「リラ冷えの街」を歌唱。前半は自身の曲のほかにも「黒の舟唄」「哀しみのソレアード」といった”大人の歌謡曲”をカバーした。特に、アカペラでスタートした「黒の舟唄」では、より一層深みを増した竹島の歌声に観客は釘付けになった。
後半は鮮やかなブルーのジャケットに着替えて登場した竹島。「ラストダンスは私に」を軽快なステップに乗り、茶目っ気も交えて披露するとたちまち会場は笑顔に包まれた。
歌い終わった直後には、毎年恒例の大きなバースデーケーキがステージに。「Happy Birthday to You」の演奏が始まると、竹島は自身で「Happy Birthday Dear 宏&皆さん! 1年分~♪」と歌ってろうそくを吹き消した。すると会場には笑いと拍手が沸き起る。
「皆さんとこうして、ささやかな時間を過ごせて幸せです。皆さまの人生が笑顔あふれるものとなりますように」
竹島はそう感謝の気持ちを伝えた。
「今年44歳になりました。44本のバラの花束は、諸説ありますが“不変の愛を誓う”という意味が込められているそうです。皆さまの心に、44本のバラの花束を贈ります」
「五月のバラ」を歌唱した竹島は、「こころ花」「愛燦燦」「生きてみましょう」と歌いつなぐ。
そしてライブ終盤、竹島は昨年迎えた20周年の活動を振り返りながら「今年21年目は、また新たなスタートの1年だと思っています。皆さまが僕の歌を待っていてくださることが、僕の生きる希望になっています。これからも一緒に歩んでいってください」と、昨年発表した20周年記念曲「プラハの橋」を歌唱した。