【紅白リハ】天童よしみが大阪桐蔭高等学校吹奏楽部と音合わせ。「あんたの花道」をいつも以上の迫力で!
12月29日、大晦日に放送される『第72回 NHK紅白歌合戦』の2日目音合わせが行われ、リハーサルに臨んだ天童よしみは「今年は力が入っている」と本番に向けて意気込んだ。天童は大阪桐蔭高等学校吹奏楽部の演奏で代表曲「あんたの花道」を披露することになっているが、花で彩られたステージの背後には、青空が広がり、太陽がまぶしく輝いていた。
天童と同吹奏楽部との出会いは2018年。NHKの音楽番組『うたコン』での共演が最初。この時、天童は同吹奏楽部の演奏で「あんたの花道」を歌っている。またコロナ禍の昨年5月にはリモートという形で共演。天童は自宅から参加し、同吹奏楽部と「川の流れのように」を全国に届けた。
「昨年より今年は力が入っています。とにかく本番では元気で明るいパフォーマンスをしたいなと思っています。大阪桐蔭高等学校吹奏楽部の演奏で『あんたの花道』を歌わせていただきますが、初めての共演は2018年でした。それがきっかけとなり、昨年5月にもご一緒させていただきましたが、吹奏楽部の皆さんもコロナ禍で、顔を合わせて演奏することができなくなって、リモートで演奏してくださいました。本当に感動しました。私自身も自宅から参加しましたが、『川の流れのように』を歌って番組が終わったあと、すごい涙があふれてきたのを記憶しています」
「夏の甲子園では、野球部の応援で必ず『あんたの花道』を演奏してくださっています。力がみなぎるというか、勢いや活力がこの曲には合います。紅白での共演という夢が実現してすごくうれしいです」
また天童は、同校吹奏楽部の演奏によって、いつも以上の力が出せるとも話した。
「(紅白に向けての)音合わせは今日が初めてでしたが、歌っていても迫力を感じます。どの隙間にも楽器がバーンって入ってきます。自分自身の今までの声の力量をすごく超えていると感じます。リハーサルなのに結構、いっちゃってます(笑)。ですから31日は本当にすごいなって思ってもらえるように、とにかく元気に。元気が一番なので、その元気を全国の皆様に感じていただきたいですね」
そして、今年を振り返る漢字として「動」を選んだ。
「コロナ禍では、皆さん同じ思いをされたと思いますが、だんだんと光は見えてくるので、絶対に前を向いて歩いて行こうって。つらいこともみんなで乗り越えて行こうって思います。その意味で、私が思う今年の漢字は『活動』です。カツ丼じゃないですよ。“活”というのは生きる原動力です。いつまでもつらいと思っていると、本当につらくなります。あ、漢字一文字ですか? 一文字なら“動”。天童の“どう”なくて、動くです」
今年の『NHK紅白歌合戦』はNHKホールを離れ、東京国際フォーラムで開催される。放送は2021年12月31日(金)、19:30~23:45(中断ニュースあり)。NHK総合、BS4K、BS8K、ラジオ第1で生中継される。