望月琉叶が初の生配信ライブ。特技のピアノでジャズナンバーを初披露。新曲「面影・未練橋」はギター演奏で届けた
望月琉叶が9月27日、東京・赤坂のMZES東京で初の生配信ライブを開いた。望月は昨年7月、シングル「失恋慕情」で演歌歌手デビューし、今年4月28日発売のセカンドシングル「面影・未練橋」では、2作連続でオリコン週間演歌歌謡曲ランキング1位した。
アイドルグループ「民族ハッピー組」のメンバーでもあり、アイドルと演歌歌手という二足のわらじを履く。またグラビアの世界でも活躍。「グラビアもできる演歌歌手」として『週刊プレイボーイ』や『FRIDAY』などの雑誌のグラビアで水着姿も披露して人気を集めている。
そんな望月が今回、初めての生配信ライブに挑戦した。
「今日のようなディナーショーをやることが夢でしたので、すごい張り切っています。配信のほうは、ふだん見られない望月琉叶をたくさん見ることができると思いますので、ぜひ見てください」
望月はデビュー曲「失恋慕情」と同じレコード会社の先輩歌手・細川たかしの「望郷じょんから」を歌うと、特技のピアノで米国のジャズピアニスト、ビル・エヴァンスの「One For Helen」を披露する。
続いてデビュー曲と新曲を作曲した樋口義高のピアノ伴奏で「私はピアノ」「別れの予感」「柳ヶ瀬ブルース」と昭和の名曲3曲をカバー。樋口さんのギター伴奏で第2弾シングル「面影・未練橋」を歌唱しすると、フィナーレはデビュー曲「失恋慕情」を自身のピアノの弾き語りで初披露。1時間にわたる配信で全8曲を熱唱した。
今回、樋口とのギターのコラボは初めてで、樋口は「望月琉叶ちゃんの音域の中で気持ちいい中音域がうまく出せるように考えながら作曲させていただきました」と言うと、望月は「私の音域をよく理解してくださって、とても気持ちよく歌わせていただいています」と笑顔を見せた。
ピアノは、3歳のときから習い始めたそうで「ショパンやモーツァルトの曲よりもドビュッシーの『アラベスク』が特に好きです。いまはアイドルグループの活動もあって忙しくて弾く時間が少なくなりましたが、時間があるときは弾いています」
今回、人前で初披露したジャズ曲は「母親がジャズも好きで、その影響でビル・エヴァンスを知りました。『クワイエット・ナウ』が一番好きな曲で、その楽譜が日本になくて、小学1、2年生のころ、アメリカから取り寄せましたが、その中にあった『One For Helen』が好きになり、今日、弾かせていただきました」
この日の公開リハーサルでは、来年発売予定の新曲を作曲する浜圭介の妻で、歌手・奥村チヨのヒット曲「恋の奴隷」も披露した。
小学5年生のとき、YouTubeで美川憲一の「柳ヶ瀬ブルース」を聴いたのがきっかけで演歌が好きになったそうで、「美川さんの美しさに魅せられました。まだお会いしたことがないので、一日も早くお会いしたいですね」と、目標にしている歌手は美川憲一で、演歌歌手として今年は「ぜひ新人賞を狙いたい」と意欲満々だった。
2021年4月28日発売
望月琉叶「面影・未練橋」
遠くに離れることになった二人にかかる心の橋。望月が主人公になりきって、 “あなたへ 走ります” “あの日へ走ります”と、募る思いを歌う令和版「木綿のハンカチーフ」。主人公の切ない心情と流れるように描かれる情景が目に浮かぶような繊細な詞が胸に迫る。カップリング曲の「あなたの歩幅で」は、前作「失恋慕情」と同じ作詞家の小林元氏が描く、リアルでストレートな詞が印象的な一曲。望月が所属するアイドルユニット『民族ハッピー組』のメンバーがコーラスで参加し、望月の歌唱に花を添えている。
2021年7月10日
配信限定シングル
望月琉叶「チョメリズム」
作詞/オーイシカズヒーロー 作曲・編曲/大野ヒロ
日本コロムビア COKM-43377
望月琉叶「歌舞伎役者と演歌女子」
作詞/オーイシカズヒーロー 作曲・編曲/大野ヒロ
日本コロムビア COKM-43378
望月琉叶「浪速夫婦物語」
作詞/オーイシカズヒーロー 作曲・編曲/大野ヒロ
日本コロムビア COKM-43379
詳細と購入先は日本コロムビア 望月琉叶ページへ