• HOME
  • 全ての記事
  • ニュース
  • 知里がバースデーディナーショーを開催。10月には新曲のリリースも。「昨日はうれしくて全然眠れませんでした」

知里がバースデーディナーショーを開催。10月には新曲のリリースも。「昨日はうれしくて全然眠れませんでした」

オリジナル曲から昭和歌謡、ジャズ、オールディーズまで。知里の持ち味をすべて披露

6月27日、この日誕生日を迎えた歌手・知里が埼玉県熊谷市のホテルガーデンパレスでバースデーディナーショーを開催した。

1曲目は「イヨマンテの夜」で登場。定評のある、伸びやかで力強い歌唱でオープニングを飾った。

「皆さん、本日はご来場、本当にありがとうございます! コロナ禍の大変な中、たくさんの皆さまにお集まりいただき、今日この時をご一緒できること、本当にうれしく思います。最後まで頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします!」

知里

知里

出身地の千葉県市川市を拠点に歌手活動をしていることで知られる知里だが、今回のイベントの会場は熊谷市に。これは、彼女を応援している運送会社・ロードネット株式会社(埼玉県鴻巣市)の発案がきっかけ。同社は今年2月に知里のラッピングトラックを制作。今後も知里のPRのために全国を走るトラックをファンの人たちに直接見てもらえるよう、同社のある北埼玉エリアで、トラックを駐車できるスペースを備えた同ホテルが選ばれたのだった。この日はホテル正面にラッピングトラックが駐車され、開演前に記念撮影会も行われた。

「そんなロードネット株式会社さまと、応援してくださる皆さまのお力添えがあって、今日のイベントは成り立っております」

感謝を述べつつ、客席の中に設けられたセンターステージに移動し最新シングル「華ロック」を力強く歌って盛り上げ、さらに「花艶歌」「あなたの女です」を披露。

そして、赤と黒のドレスに着替えると、グランドピアノの生演奏にのせ、昭和の名曲から「蘇州夜曲」をしっとりと歌唱。また2010年のデビューからの歴代シングルおよびカップリング曲(「やさしい日々」「ひこうき雲の先に…」「追いかけて」「ひとりじゃないから」「星になったじぃじ」「東京恋歌」「抱きしめて」)を歌唱し、デビューからの10年を振り返った。

知里

知里

デビュー前からの付き合いだというHiromiによるピアノ演奏で「蘇州夜曲」などを披露する知里。後半には、Hiromiの演奏で「スウィングしなけりゃ意味がない」なども歌った。

知里からうれしいニュース。10周年記念曲として今秋、新曲を発売

さらに白いドレスに着替え、「かもめの街」「お久しぶりね」を披露。どちらも作曲家・杉本眞人の代表作だ。なぜこれを歌ったのかを説明しつつ、ここでうれしいニュースを発表。

「実は10月6日に新曲を発売します! その新曲を、タイトル曲・カップリング共に、杉本眞人先生が曲を書いてくださることになりました。どんな曲なのか、タイトルなどもまだ言えないのですが、とてもおしゃれで、素敵な曲ができました。そんなわけで杉本先生の作品を歌わせていただきました」

本来であれば昨年が10周年のアニバーサリーイヤーだったが、延期されていた10周年記念曲としてリリースされ、しかもカップリングの異なる2タイプで発売される予定とのこと。

知里

後半は白を基調としたロングドレスで登場した知里。作曲家・杉本眞人の代表曲からスタートした。

知里

10月6日には杉本眞人が手がけた新曲をリリースすることもアナウンスされた。情報解禁前で詳細は伏せられたが、「とても素敵な曲です」と知里。

今年元日にテレビ放送された日本歌手協会の歌謡祭でも披露した「ミネソタの卵売り」を歌った後は、デビュー前に赤坂のジャズクラブで歌っていた頃のレパートリーの一つ「スウィングしなけりゃ意味がない」、オールディーズの「この世の果てまで(THE END OF THE WORLD)」など英語詞の曲も披露し、音楽性の幅の広さを感じさせた。

そして再び昭和の名曲、「ベサメ・ムーチョ」「黒百合の歌」を定評のある伸びやかな声で披露。

「昨日の夜は、早く寝ようと思って布団に早めに入ったんですが、皆さんにお会いできるのがうれしくて全然眠れませんでした。今日も張り切ってしまって、朝6時から練習やリハーサルで歌っていたので、気がつけばこれでもう100曲目くらい(笑)。それくらい、うれしくてうれしくてしょうがないんです」

知里

センターステージでは客席を360度見渡すように、ゆっくりと体の向きを変えながら歌唱していた。

知里

コロナ禍でのバースデーディナーショーでは、感染防止対策が採られて、ファンとの握手などはできなかったが、知里は距離を感じさせない演出でファンとの交流を楽しんだ。

新型コロナウイルス感染防止のため、参加者は全員マスク+フェイスシールドを装着、声援や握手は禁止で、直接触れ合うことはできない。しかしながら会場には客席の前後、さらに中央と計3つのステージが設けられ、知里はそれぞれ数曲ずつ歌いながら移動したり、何度もテーブルをラウンドしたりと、距離を感じさせない演出で、ファンも大満足の様子だった。

エンディングは、昨年公開された、銚子電気鉄道を題材にした映画『電車を止めるな!』のエンディングテーマになった美しいバラード「虹のかなたに」。さらにアンコールに応えて「Time to say goodbye」を、持ち味である高音をフルに生かして高らかに歌い上げた。

「大変な最中、皆さまからたくさんのお力添えをいただき、誕生日当日にこういう会を開かせていただけて、感謝の気持ちで胸がいっぱいです。今日は本当に、ありがとうございました!」

(文・写真=寺本高徳)

知里

知里の最新曲「華ロック」のイメージでラッピングされたトラックの前では、記念撮影会も行われた。

 記事の感想を募集中