瀬口侑希「冬の恋歌」発売記念ミニライブを開催。ファンに感謝し、さらなる活躍を誓う
瀬口侑希の26作目となるシングル「冬の恋歌」の発売を記念したミニライブが、4月23日、東京・小岩のCDショップ「音曲堂」で開催された。
音曲堂での歌唱は、昨年9月18日に前作「おけさ恋歌」のリニューアル”飛翔盤”発売時に行った記念ミニライブ以来7カ月ぶり。今回も新型コロナウイルスの感染拡大防止策を徹底の上、客席の人数を制限して行われたが、全国から駆けつけたファンは久々に聴く瀬口の生の歌声に酔いしれた。
新曲「冬の恋歌」は、荒波の日本海を舞台に、愛する人を忘れるために旅に出たはずが、ひとり寝の宿でまたその人を思い出してしまう、という冬の寒さと女心の切なさがドラマチックに重なり合うスケール感のある一曲。2月3日に発売され、本来であれば発売と同時にこの記念ミニライブが開催される予定だったが、コロナ禍で延期されていた。発売して以降、およそ2カ月半もの間、新曲を歌う機会がほとんどなかったという。
ライブのオープニングを飾るのは、もちろん「冬の恋歌」。堂々と歌い切ると、瀬口は満面の笑みを見せた。
「こうして皆さんにお集まりいただけたこと、本当に感謝しながら歌わせていただきました。今日のミニライブの曲目は、いろいろ考えて皆さんにリクエストのお声をいただいた中から、自分が今まで支えてもらった曲や自分を作ってくれた曲を中心に選びました。やっぱり皆さんの前だと力が出ますね。今日は絶好調でお送りしたいと思います!」
つづいて、昨年2月に発売した「おけさ恋歌」、9月にリニューアル追加盤として発売された”飛翔盤”のカップリング曲「朱い鳥」、故・村上幸子の名曲をカバーした「不如帰(ほととぎす)」(2006年)、「冬の恋歌」のカップリング曲「女が泣いてる港町」と、ダイナミックに、リズミカルに披露した。
前作「おけさ恋歌」は、新潟・佐渡を舞台にした、作詞家の水木れいじ氏が”佐渡おけさ”をモチーフに女性の悲恋をドラマチックに描いた作品だ。発売以来順調に売り上げを伸ばし、9月にはリニューアル追加盤として”飛翔盤”も発売され、令和2年度の第57回 日本クラウンヒット賞『シングルヒット賞』を受賞した。
通常は授賞式と懇親会が行われるが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑みて見送られることになったため、この日、瀬口は記念の盾をファンへお披露目するべく持参。日本クラウンの担当ディレクターである外村氏が、社長の代理で瀬口へ盾を授与し、ファンとともにその功績を祝った。
「皆さんの応援のおかげでいただくことができました。『冬の恋歌』ももらえるといいな。皆さんにもぜひ応援していただいて、さらに来年はもっと大きな盾をいただけるように頑張って歌っていきたいと思います」
ファンに感謝し、さらなる活躍を誓った。