新星堂 月間販売ランキング。2021年3月は氷川きよしの「南風」が第1位
音楽・映像ソフトなどの販売を手がける新星堂が2021年3月(集計は3月1日~3月31日)の音楽CD(演歌・歌謡曲部門)月間・販売ランキング・トップ20を発表した。
第1位は氷川きよしの「南風」となった。デビュー22年目のスタート作品として3月30日にリリースされた。原点に戻る意味もあり、師匠である水森英夫氏が作曲を手がけた作品で、「カラオケでも本当に歌いやすいと思いますし、いろんな世代の方々に聴いていただける歌謡曲に仕上がっています」(氷川)。なお、氷川は3月31日に通算2500回目のコンサートを開催し、お祝いされたほか、DVD シングルビデオクリップ「南風」を4月20日に発売することを発表している。
2位は市川由紀乃の「秘桜(ひざくら)」。前作「なごり歌」と同じ巨匠・吉田旺氏が作詞を手がけ、幸耕平氏がメロディーをつけた。ドラマティックな曲想で語られるのは、闇を貫き千里をかけて、激しく燃え上がる恋心。煩悩の百八色(ひゃくやいろ)を「秘桜」というタイトルに込め、運命の恋への覚悟を描いた作品で、情念と凛々しさを市川が表現している。
3位は山内惠介の「古傷」。2月24日に発売され、前月は1位を獲得した作品だ。3月のランキングでは順位は下がったが、上位をキープしている。DVD付きの【唄盤】を含め全4タイプがあり、発売日直前の2月22日には、東京・渋谷区にある金王八幡宮でヒット祈願を行った。
トップ10では4位の「明日へのメロディ」(丘みどり)、6位の「哀しみのアドレス」(まつざき幸介)、9位の「紅傘の雪」(真木柚布子)、10位の「ホームで/ステージライト」(香西かおり)が3月発売の初登場曲。7位の「かんべんナ」(福田こうへい)、13位の「鳴子峡」(水森かおり)、15位の「谺-こだま」(三山ひろし)は1月リリースの曲だが、根強く支持されている。
新星堂
演歌・歌謡曲部門 2021年3月
音楽CD 月間・販売ランキング
ベスト20
1位 氷川きよし「南風」
(2021年3月30日)
○
2位 市川由紀乃「秘桜(ひざくら)」
(2021年3月10日)
○
3位 山内惠介「古傷」
(2021年2月24日)
○
4位 丘みどり「明日へのメロディ」
(2021年3月17日)
5位 真田ナオキ「本気(マジ)で惚れた」
(2021年2月17日)
6位 まつざき幸介「哀しみのアドレス」
(2021年3月3日)
7位 福田こうへい「かんべんナ」
(2021年1月1日)
8位 椎名佐千子「潮騒みなと」
(2021年2月10日)
9位 真木柚布子「紅傘の雪」
(2021年3月10日)
10位 香西かおり「ホームで/ステージライト」
(2021年3月3日)
11位 北野まち子「ほほえみ坂」
(2021年2月24日)
12位 川野夏美「勿忘草」
(2021年2月10日)
13位 水森かおり「鳴子峡」
(2021年1月19日)
14位 千葉一夫「さくら路」
(2021年2月24日)
15位 三山ひろし「谺-こだま」
(2021年1月13日)
16位 中村美律子「あんずの夕陽に染まる街~ニューバージョン~」
(2021年2月24日)
17位 津吹みゆ「おんなの津軽」
(2021年2月24日)
18位 川中美幸「恋情歌」
(2021年2月3日)
19位 蒼彦太「男ひとすじ」
(2021年3月24日)
20位 上野さゆり「みれんという名の港町」
(2019年9月18日)
( )内は発売日